3月29日に中部大春日丘Gで行われた日進西−名古屋国際の観戦記です。
勝った方が県大会出場が決まる試合。お互いにエースが来るかな?と予想していきましたが、違う投手が先発でした。

日進西
0830003|14 H11 E0
0000420|6 H14 E3
名古屋国際
(7回コールド)
日進西
野田−家田
名古屋国際
伊藤、三木、赤波江、田中−五十嵐

投手成績
日進西
野田(10) 7回 130球 被安打14 四死球2 三振6 失点6
名古屋国際
伊藤(10) 1回2/3 33球 被安打3 四球0 三振1 失点4
三木(15) 0/3 19球 被安打3 四球0 三振0 失点4
赤波江(16) 1回 33球 被安打2 四球1 三振0 失点3
田中(1) 4回1/3 89球 被安打3 四球4 三振6 失点3

日進西の野田投手は前回の南山戦でも投げていました。間隔が空いて野田投手が先発ということは、現時点でのエース格、逆にエースは投げられないということなんでしょうね。
新3年生。まっすぐはぼちぼち。細身で球威がそんなにあるタイプではないのですが、球質がいいのか空振りを取ったり出来るピッチャー。コントロールも安定しています。
伊藤投手、三木投手と左のオーバーハンド。味方のエラーや早めの継投ち力を発揮出来なかった形に。
赤波江投手は右のスリークォーター。まっすぐはまぁまぁ。ボールはいい球を投げていました。
田中投手は左のオーバーハンド。1年の秋に見て以来。以前はトルネード気味で投げていましたが、この日はそういう感じは見られず。交替直後は不安定でしたが徐々にまっすぐが走ってきて本来のピッチングに。まっすぐはそこそこ速い。三振の取れるサウスポー。

(出場選手)
日進西
2家田 5村瀬 4奥野 3木納 6鴫田 8西 1野田(10) 9石田 7坪井
名古屋国際
2五十嵐 7安達 8田中→1 5谷川 3土手 9加藤大 4伊藤遼→H中川(17)→4水野(13)→6→4 1伊藤ケン→1三木(15)→1赤波江(16)→4青木(14)→H野崎(12)→6奥村 6一口→8内田

(試合経過)
2回表、1死3塁からワイルドピッチで1点。2死2塁から8番石田がタイムリー。2死1、2塁でピッチャー交替、三木。2死満塁からタイムリーエラー。3番奥野の走者一掃の3点タイムリー2ベース。4番木納もタイムリー2ベース。5番鴫田もタイムリー2ベース。ここでピッチャー交替、赤波江。日進西が8点先制。
3回表、2死満塁から3番奥野が走者一掃の3点タイムリー2ベース。11−0
5回裏、無死満塁から4番谷川がタイムリー。5番土手が2点タイムリー2ベース。6番加藤大が犠牲フライ。11−4
6回裏、1死2、3塁から3番田中が2点タイムリー2ベース。11−6
7回表、1死1、2塁から2番村瀬が3ランホームラン。14−6
日進西がコールドで勝ちました。
日進西の力強い打撃が光りました。奥野選手、木納選手の3番4番は質の良い打撃を見せていましたし、2番村瀬選手の田中選手を捉えた3ランは見事というしかない当たりでした。

ライナーで強い打球も多く、いい指導を受けているのかな、と感じる打撃を見せていました。

投げる方は野田投手が粘り強く投げ切りました。中盤以降、ちょっとへばったかな、と見える場面もあったのですが、なんとか投げ切った経験は活きそうですね。
線が細く、まだまだ伸びる要素がありそうな左腕。球質がいいので、上でやれる可能性もあると思いますね。

秋に素晴らしいピッチングを見せた阿部投手が復帰出来れば、私学も脅威のチームになるかと。

名古屋国際は2回の乱調が全て、ですね。結局この回は自責点は0ですし・・・。エラー、ワイルドピッチ。伊藤投手が打球を受けてすぐに替えたところから流れが悪くなった感じでした。
田中投手が3回の途中からマウンドに上がりましたが、どこか不安があった、ということなんでしょうね。春ということで無理をさせたくなかったのかも知れません。
4回、5回と抑えて5回裏に4連打に犠牲フライで4点を引き出したのはエースのピッチングですよね。6回には自らの2点タイムリーで試合を分からなくしたのですが、7回表に四球2つから3ラン・・・。これは打った方が見事だったかな。

やはり田中投手中心のチームだと思います。夏に向けて万全で戦えるように準備してほしいですね。