3月25日に享栄Gで行われた南山−日進西のブロック2位決定戦の観戦記です。
秋に県大会に進んでいる日進西が有利かな、と思い観戦しましたが、南山が粘り好ゲームに。

南山
000000001|1 H2 E2
20000000X|2 H7 E2
日進西

南山
杉本、西尾−寺田
日進西
野田−家田

投手成績
南山
杉本(3) 4回 63球 被安打4 四死球2 三振0 失点2
西尾(1) 4回 61球 被安打4 四球2 三振4 失点0
日進西
野田(10) 9回 124球 被安打2 四球3 三振9 失点1

杉本投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそんなに速くない。打たせて取るピッチング。
西尾投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。身体もしっかりとしていて連投でしたが球威で抑え込める力を持っているピッチャー。好投手です。
野田投手は左のスリークォーター。まっすぐはぼちぼち。細身です。低めを丁寧に投げて、コントロールが安定しているピッチャー。

(出場選手)
南山
6表野 3西尾(1)→1 8山本 9上田 7矢島 2寺田 1杉本(3)→3 4和田 5土屋
日進西
2家田 5村瀬 4奥野 3木納 6鴫田 8西 9石田 1野田(10) 7坪井

(試合経過)
1回裏、1死2塁から3番奥野のタイムリー2ベース。2死3塁から5番鴫田がタイムリー2ベース。日進西が2点先制。
2回表に先頭の上田がヒットで出て送ってチャンスを作るも後続が連続三振。チャンスを活かせず。
2回裏、ヒットとエラーで1死1,3塁のチャンスを作るも1塁手の好プレーもあり0点。
3回裏、1死1,2塁のチャンスでしたが7番のゲッツーでチャンスをつぶす。
5回裏からエースの西尾がマウンドへ。ランナーは出すものの力強い球と味方の好守備もあり0点で8回まで抑え、味方の反撃を待ちます。
9回表、四球とエラーで出たランナーを送って1死2、3塁。5番矢島が犠牲フライを放ち2−1。尚も2死2塁でしたが、最後6番寺田が三振に倒れ試合終了。
日進西が勝ちました。
南山は基本中学からの持ち上がりの選手で占められます。新1年生を合わせて23人と今のご時世から考えれば結構いるな、という印象。
ただ、もちろん勉強が中心の学校ですので、野球はなかなか強くはならないのですが、この春はブロック2位決定戦まで進出。
その立役者はエースの西尾投手と思われます。この日は連投でしたが、4回から登板し、秋県大会進出チームの日進西相手に堂々のピッチング。毎回ヒットは打たれたものの長打は無し。三振も4つ奪いました。
かつては吉野投手を擁し、夏に快進撃を見せたこともありますが、その再来も狙えそうなピッチャーですね。
打線がどこまで援護出来るか。4番上田選手、5番矢島選手にチャンスで回して行きたいですね。

日進西は秋に好投した阿部投手の登板はこの日はなし。先発した野田投手が好投しました。最終回は同点のピンチでしたがしのぎきったのは大きな経験になりますね。
1番のキャッチャー家田選手は打撃で鋭い打球を放ち、さすがのところを見せました。
南山の西尾投手に抑えられた形ですが、公立としては大型チーム。県大会を掴めるか2次の健闘に期待したいですね。