11月25日に愛産大Gで行われた強化リーグ、愛知大−愛産大の観戦記です。
来年に向けて、2部に落ちた愛大がどういう戦いを見せるか、注目して観戦しました。

愛知大
000101003|5 H8 E1
001002000|3 H4 E1
愛産大

愛大
大矢、田村、中野−安田
愛産大
市川、寺澤、宮城− 間瀬、奥村

投手成績
愛大
大矢 5回 87球 被安打3 四球3 三振5 失点1
田村 1回 31球 被安打1 四球3 三振1 失点2
中野 3回 50球 被安打0 四球0 三振4 失点0
愛産大
市川 3回 43球 被安打1 四球1 三振2 失点0
寺澤 3回 45球 被安打4 四球1 三振1 失点2
宮城 3回 68球 被安打3 四球3 三振4 失点3

大矢投手はまっすぐの球威そのものはもう少し欲しい印象を持ちましたが、フォークかな?落ちるボールを有効的に使って三振が取れていました。
田村投手はリーグ戦の時から課題となっていた左打者への投球がやはり不安定なまま。気にし過ぎてもいけないとは思うのですが・・・。
中野投手は須磨翔風出身の2年生。右のオーバーハンド。初めて見ましたが、かなり勢いのあるボールを投げていて、来シーズンに向けて楽しみになるピッチングを見せてくれました。
市川投手は碧南高校出身の2年生。右のスリークォーターでまっすぐはそこそこ速い。先発を任されるだけの球が来ていました。
寺澤投手は右のオーバーハンド。愛産大三河出身の2年生。徐々に球威は出ましたが、ちょっと物足りない感じもありました。変化球のコントロールは精度が高い。
宮城投手は左のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。中部商出身の2年生。短いイニングなら威力を発揮しそうなタイプ。

愛大
7横井 5東 3丹羽 8川良 2安田 D寺崎 4田中竣→H鈴木→4 9田中来→H東郷→9貞清 6松下→6新井
愛産大
8神谷 9藤江→9塩見 D高木 3濱元→R平岩→3鈴木 7大橋→7長尾 4出口 6江川 2間瀬→2奥村

(試合経過)
3回裏、無死満塁から3番高木の犠牲フライ。愛産大が先制。
4回表、2死2塁から5番安田のタイムリー。1−1
6回表、1死1塁から4番川良のヒットをレフトが逸らす間に1点。愛大が勝ち越し。2−1
6回裏、1死満塁から8番江川がタイムリー。更にゲッツー崩れの間に1点。逆転。3−2
9回表、2死1塁から9番新井がタイムリー2ベース。同点。1番横井がタイムリー。逆転。更にボークで生還。5−3
愛大が逆転勝ち。
愛大はリーグ戦では外野を任されていた安田選手がキャッチャーで出場。初めて見るのでどんな守備を見せてくれるかと期待して見ましたが、肩はまずまずいいですし、しっかりとストップも出来ていたので、及第点の守備は出来ていました。外野の守備はやはり不安があるので、安田選手がキャッチャーで収まれば、打線や守備も幅が広がりますね。
収穫としては中野投手。かなり勢いがあって、こんなピッチャーがいたならリーグ戦で・・・、と思うくらいのピッチングを見せてくれました。来季に向けて楽しみ。
逆に心配なのは田村投手。左打者に腕が振れなくなるのは変わらず。オフで課題を克服出来ればいいのですが。
大矢投手は一段上の球威を求めたいですね。
野手では新井選手がベンチ横で必死にアピールしてチャンスをもらい、9回に土壇場で同点タイムリーと勝ち越しのホームを踏む活躍。ショートは長谷部選手がいますが、こういう姿勢は大事ですよね。頑張ってほしいです。

愛産大は1番の神谷選手の俊足が目立ちました。左で4秒を切るスピードで1塁へ。盗塁も決めましたし、足でプレッシャーをかけられる選手ですね。
キャッチャーの間瀬選手、奥村選手、ともに強肩でした。2年生ですし、競争して正キャッチャーにどちらが収まるか。来年に向けて切磋琢磨ですね。

市川投手、宮城投手と勢いのあるボールが来ていましたし、2部では力のあるチームだと改めて感じました。愛大も簡単には勝ち上がれないくらい各チーム接近していると思います。来年が楽しみですね。