11月3日に名城大グランドで行われた1部2部入替戦、愛工大−愛知大の1回戦の観戦記です。
愛大はエース緒方投手を立てて負けられない試合。その緒方を愛工大が攻略するかに注目して観戦しました。

愛工大
000011000|2 H10 E1
000100000|1 H8 E0
愛大

愛工大
中村−土居
愛大
緒方−観音寺

投手成績
愛工大
中村 9回 124球 被安打8 四死球7 三振3 失点1
愛大
緒方 9回 110球 被安打10 四球1 三振2 失点2

中村投手は4回に一度崩れかけたのですが、5回に1死1塁から観音寺選手をゲッツーに取ってからリズムが良くなりました。
緒方投手はボールそのものは走っていない印象でしたが、変化球のコントロールは良く、ランナーは出しても粘るいつもの投球は出来ていたと思います。

愛工大
4木村 9市川 5徳浪 3梅林→H中井→3 7羽谷 8西崎→8大堀 2土居 6江川 1中村
愛大
9中村 6長谷部→H寺崎暁 4加藤 3服部 2観音寺 7安田→H新井→7貞清 5阿部 8川良→R二宮 1緒方→H寺崎光

(試合経過)
4回裏、2死満塁から1番中村が押し出し四球。愛大が先制。
5回表、1死1、2塁から2番市川のショートゴロがイレギュラーしてタイムリー。同点。
6回表、1死2塁から7番土居がタイムリー3ベース。愛工大が逆転。2−1
9回裏、2死1,2塁から3番加藤がレフトへヒットを放つも当たりがよかったのもあり2塁ランナーは3塁ストップ。結局4番服部が倒れ試合終了。
愛工大が先勝。愛工大が昇格王手。
愛工大はスタメンに2人偵察メンバーを起用。正直緒方投手先発というのは絶対だと思っていた自分としては、意外というか慎重だな、と感じるというか・・・。それだけ初戦を何としても取りたいという意識だったのかな、と思いました。

愛工大は4回まで毎回ヒットは出るものの、なかなか突破口が無い状況でした。
5回表は愛大にツキが無かった。1死から9番中村、1番木村の連打で1,2塁。市川の当たりはやや弱い平凡なショートゴロでした。前に出て捌けば1塁をアウトにするのは何でもないあたり。ただ、長谷部選手はゲッツーを取りにいって待った。その打球がイレギュラーして高く跳ねて頭を越していくヒットに。
長谷部選手が上手いだけに、ゲッツーを狙ったので、責められないプレー。ツキ、としか言いようが無かったです。
勝ち越し打の土居選手は見事の一言。中村投手を引っ張るリードも良かったですし、さすがの活躍でした。

愛大は攻撃でもゲッツーを3つ食らうなど、ツキの無さがありました。結果、3度2死満塁で1点が取れなかったですし・・・。4番の服部選手がブレーキになりましたね。

守備では同じようなサードよりの三遊間の当たりを、愛大は捌き、愛工大はヒットにするなど、愛大がさすが1部だな、というプレーを見せていました。
それだけになんとかしたい試合だったですね。

9回裏、2死1,2塁から3番加藤のレフトへのヒット。あたりは確かに良かったですけど、返りたかったなぁ。