9月2日にパロマ瑞穂球場で行われた中京大−愛知学院大の2回戦の観戦記です。
王者中京大がきっちりと仕上げてきて、秋も本命と示した初戦。この2回戦で先発が誰かな、と思っていたら初祖投手でした。どんなピッチングを見せるか注目して観戦しました。

中京大
002200000|4 H6 E0 
000000000|0 H4 E1
愛院大

中京大
初祖、三輪、山本−池田
愛院大
十河、後藤、佐藤良−与那覇

投手成績
中京大
初祖 7回 81球 被安打3 四球1 三振1 失点0
三輪 1回 6球 被安打0 四球0 三振0 失点0
山本 1回 14球 被安打1 四球0 三振1 失点0
愛院大
十河 4回2/3 79球 被安打5 四死球4 三振1 失点4
後藤 3回1/3 36球 被安打1 四球0 三振2 失点0
佐藤良 1回 11球 被安打0 四球0 三振0 失点0

初祖投手は先発ということもあってそんなに力を入れて投げていない感じでしたが、力を入れるとかなり速かったですし、状態が良さそう。危なげないピッチングでした。
三輪投手、山本投手も1イニングずつきっちり。どちらも先発も出来ますし、今後の起用法にも注目。
十河投手は左のサイドハンド。立ち上がりから調子は悪くなさそうでしたが、4回表の連続四球が痛かったですね。
後藤投手が久々に見ましたが、いいボールを投げていました。本来エースで投げていてほしいピッチャーですから、復活は明るい材料。
佐藤良投手は連投でしたが、1イニングを危なげなく投げました。このイメージを大事にしたいですね。

中京大
6和田 4村田 8西村 3松井 2池田 7松尾 9河田 5足立 1初祖
愛院大
8福本 4藤井 6井本 5岡 9西平 3加藤 2与那覇 7齋藤 1十河

(試合経過)
3回表、1死2、3塁から2番村田が2点タイムリー。中京大が2点先制。
4回表、1死1、3塁から牽制エラー。1死3塁から3ゴロの間に1点。4−0
5回表、2死1、2塁でピッチャー交替、後藤。
中京大が勝って連勝で勝ち点。

中京大は神宮で大活躍を見せた山本投手が2戦目に投げると思っていたのですが、ふたを開けたら初祖投手。正直びっくりしたのですが、初祖投手が6回まで1安打と寄せ付けないピッチング。スピードも普通に出ていたと思いますし、今後も楽しみですね。
前日が大内、真田。この日の三輪、山本。どの投手でも十分先発も出来て抑えられるレベルを持っていますので、余裕を持って戦えますね。そういう運用が出来ているところも素晴らしい。この秋も間違いなく優勝争いをしますね。

打線もそんなに打っている感じではないのですが、勝負どころで点を取っていますし、選手みんながでかい。全国レベルを知って、より高いレベルを求めて練習出来ている感じです。
和田選手の守備も素晴らしいですね。見ていて楽しい選手になってきています。

愛知学院大はどんどんストライクを振っていくスタイルでしたが、結局球威に押される場面が多かった。体つきからして負けている感じに見えてしまうところがさびしい。
先手を取って、復活した後藤投手、佐藤良投手に十河投手を挟んで抑えて一つでも拾って行きたいですね。
この日は正直力の差がありました。他の大学との試合ではもうちょっと戦えると思いますので、チームで盛り上げていってほしいです。