7月15日に小牧球場で行われた愛産大工−愛知黎明の観戦記です。
強豪私学同士の一戦。愛産大工の茶谷、上ノ原両投手VS愛知黎明の打田投手の投げ合いを期待しましたが、一方的な展開になりました。

愛産大工
00129|12 H7 E0
00001|1 H5 E2
愛知黎明
(5回コールド)
愛産大工
茶谷−永田
愛知黎明
打田、林 大、富田、大野−小田

投手成績
愛産大工
茶谷(10) 5回 82球 被安打5 四球3 三振4 失点1
愛知黎明
打田(1) 4回1/3 83球 被安打5 四死球6 三振4 失点8
林(4) 1/3 15球 被安打1 死球3 三振0 失点4
富田(7) 0/3 4球 被安打0 四球0 三振0 失点0
大野(8) 1/3 被安打1 四球0 三振1 失点0

茶谷投手は左のオーバーハンド。ひじが遅れて出てくるタイプ。秋より明らかに良くなっていました。MAX142km。変化球は見せ球程度でまっすぐで押して球威で抑えるタイプ。
打田投手は右のオーバーハンド。長身から投げおろす。MAX135km。スライダー、チェンジアップを組み合わせて打ち取る。
林投手は右のオーバーハンド。MAX129km。
富田投手は左のオーバーハンド。MAX121km。

愛産大工
8澤田 9林 3谷口 6藤下 7三澤 4伊藤 5赤塚 2永田 1茶谷(10)
愛知黎明
4林 大 5松林 3戸松 9山崎 1打田 8大野 7西山(11) 6田中 2小田

(試合経過)
2回裏、1死から6番大野がライトフェンス直撃の3ベースを放ちチャンスを作るもギアを上げた茶谷が三振と2飛に打ち取りピンチを脱します。
3回表、1死2塁から2番林がタイムリー2ベース。愛産大工が先制。
4回表、1死2、3塁から7番赤塚のところでスリーバントスクイズ成功。その直後にホームスチール成功。3−0
5回表、1死1塁から3番谷口がセンターオーバーの2ベース。中継乱れる間に1塁ランナーホームイン。4番藤下がタイムリー。1死満塁でピッチャー交替、林 大。7番赤塚が2点タイムリー2ベース。2死満塁から連続押し出し死球。ここでピッチャー交替、富田。代わった富田も押し出し四球。ここでピッチャー交替、大野。4番藤下が2点タイムリー2ベース。12−0
5回裏、2死1、3塁から4番山崎がタイムリー。12−1
愛産大工が5回コールドで大勝。
力の差はなかったと思うのですが、2回裏に1死から6番大野選手が3ベースを放ってチャンスを作ってから茶谷投手のギアが上がり、MAX142kmまで球速を出して圧倒。抑えた直後の3回表に先頭で茶谷選手がヒットを打って一気に愛産大工が流れを呼び込みました。

4回表の2死3塁とスクイズを加点した直後の伊藤選手のホームスチールは鮮やかというか、完全に意表を突きました。(僕も突かれてスタートの場面を見落としていましたw)その前の走塁も素晴らしかったし、伊藤選手、いい選手ですね。

5回表に5点目が入った時点で打田投手は切れてしまいました。そこで替えてあげればまだ試合は持ったかもしれませんが・・・。リリーフには不安があったんでしょうね。マウンドに上がった林投手は内野からだったのでちょっとかわいそうでした。

前の試合では4番、この試合でもフェンス直撃の3ベースを放ち、マウンドにも上がった大野選手が新チームの中心かと思います。最後粘って1点取った底力を秋以降発揮させたいですね。