7月14日に松阪球場で行われた松阪商−三重の屈指の好カードが録画出来たので、TV観戦記です。

松阪商
120000002|5 H9 E1
002000000|2 H10 E3
三重

松阪商
渡辺−竹下
三重
定本、福田−東

投手成績
松阪商
渡辺(3) 9回 129球 被安打10 四死球2 三振6 失点2
三重
定本(1) 1回1/3 42球 被安打4 四球2 三振1 失点3
福田(10) 7回2/3 114球 被安打5 四球1 三振1 失点2

渡辺投手は左のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。一旦沈んでから投げるフォームで、まっすぐが球速以上に切れるイメージ。カーブとスライダーの組み合わせで翻弄しました。
定本投手は右のオーバーハンド。まっすぐが走っていなくて、ボールがおじぎしてる感じでした。詰まった打球が振り切られてヒットになる感じでした。
福田投手は右のアンダーに近いサイドハンド。まっすぐはなかなか。丁寧に投げて打たせて取っていました。

スタメン
松阪商
4大野 6堀江 8宮前 5藤崎(1) 9前川 7下田 3古儀 2竹下 1渡辺
三重
8梶田 9浦口 4曲 3小川 2東 7夏目 5土井(15) 1定本 6井上

(試合経過)
1回表、無死1,3塁から3番宮前の2ゴロゲッツーの間に1点。松阪商が先制。
2回表、1死2,3塁から8番竹下が詰まりながらライトへ運ぶタイムリー。9番渡辺もセンターへタイムリー。ここでピッチャー交替、福田。3−0
3回裏、2死2塁から2番浦口がタイムリー。3番曲が左中間を破るタイムリー3ベース。3−2
4回表、1死2,3塁のチャンスを作るもショート井上のファインプレーもあり三重がピンチをしのぐ。
4回裏、先頭の5番東の2ベースを足がかりに1死1,3塁のチャンスでセーフティスクイズが正面でサードランナーが自重し1塁のみアウトに。2死2,3塁で9番が倒れチャンスを活かせず。
6回裏、無死2,3塁のチャンスで代打大川の強烈な2ゴロで松阪商のセカンド大野が負傷。中断後復帰。連続三振で渡辺が踏ん張る。
9回表、1死1,3塁のチャンスで代打藤原はピッチャーゴロ。福田が一瞬セカンドを見てからホームに投げるもこれが悪送球になり、記録タイムリーエラー。更に6番下田の初球にスクイズを決め、5−2。
9回裏、2死無走者から9番井上のヒット、1番梶田の2ベースで三重も粘るも2番が倒れ試合終了。松阪商が三重を破りました。
序盤に松阪商がリード。それでも1点差で4回以降は得点が動かず。ただ、試合経過を見てもらっても、お互いにチャンスは作るも、両ピッチャーが踏ん張る。特に松阪商の渡辺投手は、三重打線相手という重圧の中、最後まで投げ切ったのはすごいとしか言いようがない。
三重は打たされた打球が多く、ヒットは10本打ったものの、最後まで捉えきれませんでした。いけいけ野球のマイナス面が出た試合、と言ってしまうのはかわいそうですけどね。
定本投手がボールが来ていなかったので、違う選択もあったかもしれませんが・・・。仕方ないですね。これが野球です。

松阪商は秋に東海大会まで進んだチーム。こちらもバントをせずにイケイケで攻撃するスタイル。それを貫いたことが、勝利をもたらしたと思います。守備も強い打球に負けずにしっかりと守って素晴らしかった。勝つべくして勝った試合でしたね。

主将の大野選手が途中で負傷。そして熱中症。それでも最後までコーチャーに入るなど、戦う姿勢でチームを引っ張りました。ただ、熱中症を起こしていたので、コーチャーは・・・。無理させないでほしいですね。

お互いに力を出した好ゲームでした。初戦でやるのがもったいない試合でしたね。