6月30日にパロマ瑞穂球場で行われた開幕日の第2戦、惟信−桜台の観戦記です。
試合前に惟信のピッチャーがいいよって聞いたので、どこまで惟信が頑張れるかな、と思いながら観戦しました。

惟信
0000001100000|2 H7 E4
0000000110001|3 H10 E0
桜台
(延長13回タイブレークサヨナラ)
惟信
丹羽、奥井−横井
桜台
加藤海、舘石−佐藤峻

投手成績
惟信
丹羽(1) 9回 133球 被安打9 四球1 三振5 失点2
奥井(10) 3回1/3 34球 被安打1 四球1 三振1 失点1
桜台
加藤海(1) 10回 113球 被安打5 死球1 三振7 失点2
舘石(8) 3回 41球 被安打2 死球0 三振1 失点0

丹羽投手は左のオーバーハンド。小柄ですがきれいなフォームから切れのいいまっすぐを投げてきます。まっすぐはまぁまぁ。コントロールも安定。
奥井投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。こちらもボールに力がありました。
加藤海投手は右のサイドに近いアンダーハンド。まっすぐはぼちぼち。インコースも使って力のある球を投げていました。コントロールも良かった。
舘石投手は左のオーバーハンド。2年生でまっすぐはまぁまぁ。角度があり、楽しみなピッチャー。

惟信
4上野 8後藤 7太田 1丹羽 3伊藤亮 5篠川 6伊藤大 2横井 9幸地
桜台
8舘石 4沢崎 3加藤敦 5玉越 7森井 6丹羽 1加藤海 9大竹 2佐藤峻

(試合経過)
7回表、1死から4番丹羽がライトスタンドへ先制ホームラン。惟信が先制。
8回表、2死1、3塁から1塁ランナー上手く挟まれる間に3塁ランナーホームイン。2−0
8回裏、2死1塁から4番玉越がタイムリー2ベース。2−1
9回裏、2死2塁から9番佐藤峻のレフトへのヒットを逸らしてタイムリーエラーに。同点。延長戦に突入。
12回終了、同点のためタイブレークに突入。
13回裏、1死2、3塁からスクイズ空振りも3塁ランナーが挟殺をかいくぐり、ホームインしサヨナラ。
桜台が激闘に終止符。
惟信は秋・春と公式戦全敗。1年生が入って20人ベンチが埋まった形ですが、思った以上に力のあるチームでした。
先発の丹羽投手は小柄ですが、きれいなフォームから安定した投球を披露。ランナーを出す場面もありましたが、バックの懸命の守備もあり、好投を続けました。
2回裏の1死1塁からの6番丹羽選手のライトフェンス際への大きな当たりを惟信の幸地選手が転びながらもグラブを出して好捕するミラクルプレー。取ってなかったら1点入っていた場面でしたので、大きなプレーでした。
8回にはディレードスチールやダブルスチール。小技も活かした攻めで得点を奪いました。いい指導を受けているな、と感じる試合でしたので、秋は1年生が多いくらいのチームになりますが、いいチームを作ってほしいですね。

桜台からすると、予想外の苦戦だったと思います。もちろん夏大で相手を舐めていたということはないと思いますが・・・。
8回の1点、9回の同点はいずれの2死ランナー無しから。素晴らしい意地と土壇場での気合だったと思います。

愛知県で史上初のタイブレーク。無死1,2塁での攻撃というのは、案外点が取れないな、と感じる試合でした。
13回裏のサヨナラもスクイズを空振りした時にキャッチャーが足を痛めた直後で追えずに、ランダンプレーを失敗した形に。

熱中症は気を付けていてもなるときはなると思いますので、そこで替えてあげる勇気をベンチももたないといけないな、と改めて感じました。足がけいれんして、その試合のうちに回復は難しいですし。

お互いの力を出し切った素晴らしい試合でした。どっちにも勝たせてあげたかった。こういう試合を見せてくれた両チームに感謝です。