6月12日に神宮球場で行われた第1試合、中京大(愛知大学野球連盟)−富士大(北東北大学野球連盟)の観戦記です。
全国でなかなか勝てない中京大ですが、強豪富士大にどういう試合をするか、注目して観戦しました。

中京大
020000101|4 H9 E0
000101000|2 H6 E1
富士大

中京大
大内、真田、山本−池田
富士大
村上、佐々木−下地

投手成績
中京大
大内 5回 69球 被安打4 四球0 三振2 失点1
真田 1回 28球 被安打2 四球1 三振0 失点1
山本 3回 51球 被安打0 四球1 三振5 失点0
富士大
村上 2回 40球 被安打4 四球0 三振2 失点2
佐々木 7回 98球 被安打5 四球1 三振6 失点2

大内投手は今シーズン初めて見ました。MAX135km。インコースを突いて、要所で詰まらせていました。
真田投手は右のオーバーハンド。MAX136km。苦しいピッチングになって守備に助けられました。
山本投手は左のオーバーハンド。MAX143km。伸びる球が来て相手を圧倒するピッチングでした。9回は少し苦労しましたが、良く踏ん張りました。
村上投手は右のオーバーハンド。MAX144km。
佐々木投手は左のオーバーハンド。MAX147km。上でやれる力があるピッチャーですね。

中京大
8西村 5村田 6和田 3松井 2池田 9河田 7鈴木 D古賀 4井戸田 P大内
富士大
3加藤 6山城 8楠 5佐藤龍 9丹野涼 7嘉瀬 D山田 4河内 2下地 P村上

(試合経過)
2回表、先頭の池田がソロホームラン。更に2死3塁から9番井戸田がタイムリー。2−0
4回表、1死から3番楠がライト中段まで運ぶソロホームラン。2−1
6回裏、1死3塁から4番佐藤龍がフェンス直撃のタイムリー2ベース。同点。2−2
7回表、2死2塁から9番井戸田のタイムリーで勝ち越し。3−2
9回表、2死2塁から9番井戸田がタイムリー3ベース。この日3打点!4−2
中京大が勝って2回戦進出。
中京大は効果的な点の取り方で、試合に勝ちましたが、富士大と中京大で一番差があったのが守備力。

富士大はエラーは一つだけですが、そのほかにも記録の出ないミスもあって、そういうちょっとしたことが点差につながっていく感じでした。
中京大は外野守備でも次の塁を阻止する守備を徹底していて、これが強いチームなんだな、と感じました。

山本投手が素晴らしいピッチングで全国デビュー。高校時代を見ている選手が進化していくのは単純にうれしい。2年後にはドラフトにかかるくらい、今後も伸びてほしいです。

富士大は3番楠選手、4番佐藤龍選手は技術の高い打撃を見せていましたし、投手2人とも140中盤を投げて、力のあるチームだな、と感じました。ただ、それだけで勝てるわけじゃないのも野球の面白さ。でも強かったですね。
佐々木投手はプロに行くピッチャーだと思いますので、楽しみです。

中京大は2回戦敗退。初祖投手を使ってほしかった。リーグ戦のように、違うピッチャーの先発でいってほしかったですね。