5月3日、岡崎球場で行われた春季県大会の準決勝、誉−享栄の観戦記です。
享栄は秋に見て以来でしたので、どんなチームになったかに注目して観戦しました。


000001002|3 H8 E1
000010001|2 H11 E1
享栄


白石、小栗−林山
享栄
沖山、三島安−三島有

投手成績

白石(10) 5回 92球 被安打6 四死球4 三振1 失点1
小栗(1) 4回 64球 被安打5 四球0 三振3 失点1
享栄
沖山(1) 8回 115球 被安打6 四球1 三振2 失点1
三島安(10) 1回 29球 被安打2 四球2 三振1 失点2

白石投手は左のオーバーハンド。毎回ランナーを許すピッチングでしたが、ボールそのものは良かったと思います。立ち上がりにボールが多かった。
小栗投手は投げおろすフォームの左のオーバーハンド。変則フォームで初見では打ちにくいタイプでしょうね。
沖山投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。勝負どころでインを突いて広く使って打ち取るタイプ。
三島安投手は右のスリークォーター。ややコントロールに苦しみました。


9高木 6浅田(15) 5澤野 7吉田(19) 8舛井 3星山 2林山 1白石(10) 4内田
享栄
7嘉名 5水野(4) 8石川(19) 6藤江(5) 9籾山(3) 3加納(6) 2三島有 4谷口(15) 1沖山

(試合経過)
1回裏、3つの四球で2死満塁となり、6番加納のいい当たりが深めのレフトフライになって先制ならず。
5回裏、2死1塁から7番三島有のセンター前の当たりがヒットとなり、それを後逸し記録タイムリー3ベース。享栄が先制。
6回表、2死2塁から2番浅田のセンター前の当たりが落ちてタイムリー。1−1
9回表、2死1、2塁から7番林山がタイムリー。8番小栗がタイムリー。誉が2点勝ち越し。3−1
9回裏、無死2塁から4番藤江がタイムリー。3−2
誉が勝って東海大会進出。
雨で1時間半開始が遅れたこの試合。グラウンドは見た目以上に悪く、かなり選手も転ぶプレーもある中で試合が行われました。
誉は前回見た時と同じ白石、小栗のリレー。これがこのチームの形なんでしょうね。左でタイプの違う2投手の継投は相手に取ってもやっかいでしょうし、夏に向けても大きな収穫となりました。

6回にはサインミスで1死1,3塁でサードランナーがアウトになる場面がありましたが、ここで2番浅田選手がセンター前に落ちるタイムリーが出たのが大きかったですね。相手が前進する際に転んだラッキーもありましたが。
9回表にはランナーが2塁に行ったところで4番吉田選手に代走を出して勝負をかけて、そのランナーが帰ってくる見事な采配もありました。運もあったと思いますがそれも実力ですしね。

春優勝というのは自信にはなると思います。夏に本命になる、というほど抜けた力があるわけではないと思いますが、いい意味で自信にして、夏に向けて準備してほしいですね。

享栄は結果毎回ランナー。それが5回と9回に1点ずつに留まりました。5回も相手のセンターが突っ込み過ぎて逸らしたミスがなかったら点になったかわかりませんし、チャンスでのあと1本というのをどう出すか。
ただ、正直采配は疑問に思いました。4回1死1,2塁から2番水野選手がバント。これは自分も生きる意味もあったかもしれませんが、結果は犠打で2アウト。アウトをくれてラッキーって相手は思うと思うんですけどね。
9回も無死1塁からバント失敗。ここはいいと思うのですが、次の6番加納選手にもバントをさせて失敗。たとえ成功していても、ここでバントは相手を楽にするだけだと思うんですよね・・・。残念な采配でした。

享栄は秋に見た時からメンバーがかなり替わっていて、その時出ていた石川選手、籾山選手も背番号とは違うポジション。競争しながらチームを作っている段階なのかもしれません。夏までにベストメンバーが組めるように、上手にチームつくりをしてほしいです。