4月22日に小牧球場で行われた第2試合、愛知−西春の観戦記です。
前日に中京大中京を破って夏大シードを獲得した西春。同じく夏大シードを獲得した愛知を相手にどういう試合を見せるかに注目して観戦しました。

愛知
000001000|1 H9 E0
00010020X|3 H9 E0
西春

愛知
福島、浅田−山本
西春
尾崎−伊吹

投手成績
愛知
福島(12) 6回 97球 被安打4 四球0 三振8 失点1
浅田(1) 2回 31球 被安打5 四球0 三振0 失点2
西春
尾崎(1) 9回 121球 被安打9 四球1 三振5 失点1

福島投手は右のオーバーハンド。ひじを早めに上げてから投げるトヨタの佐竹投手タイプのフォーム。まっすぐはそこそこ速い。緩いボールを使い、このコントロールもいい。
浅田投手は右のサイドに近いアンダーハンド。まっすぐはまぁまぁ。ちょっとボールが高かった印象。
尾崎投手は左のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。終盤ボールが浮いたところもありましたが、全体的にコーナーを上手く使って、ストライクゾーンを広く使えていました。

(スタメン)
愛知
9竹田(8) 7小野澤 4阿部(3) 6渡邊 5松原 1福島(12) 3中川(13) 8河崎(18) 2山本
西春
3松平 6八神 9大坪 8森田 7南 1尾崎 5磯貝 4秦 2伊吹

(試合経過)
4回表、1死満塁のチャンスを作るも、西春の好プレーもあり先制ならず。
4回裏、2死3塁から5番南がタイムリー。西春が先制。
6回表、2死2塁から5番松原がタイムリー。同点。
7回裏、無死3塁から6番尾崎がタイムリー2ベース。無死1、3塁から8番秦が鮮やかにセーフティスクイズ成功。西春が勝ち越し。3−1
西春が勝ちました。
愛知は福島投手が先発。今大会は初登板でしたが初回から三者三振で入り、6回を無四球、1失点に抑える好投でした。これだけ投げられれば十分というか大きな収穫でしたね。
4回の先頭バッターを出したのも、センターがダイレクトで取ったように見えた微妙な判定でしたし、夏に向けて大きなピッチングでした。

試合を通じで犠打は0。打っていく姿勢は僕はいいと思います。昨年から強打のチームになっていますし、ビッグイニングを作って勝つ試合が増えています。時流に合っていると思いますので、夏に向けて磨いていってほしいですね。
チャンスで振りきれていない凡退が多かったので、チャンスの時こそ強い気持ちをもって振ってほしいです。

西春はまず固い守備が光りました。4回表の愛知のチャンスで2死満塁での中川選手のサードゴロは強い当たりで三遊間より。それをしっかりと取って2塁でアウトに。こういう大事なところでしっかりとプレーが出来る西春の選手は強いな、と改めて感じさせていただきました。

7回裏のセーフティスクイズも鮮やかだったのですが、感心したのは2点勝ち越して尚も1死1,3塁。1番松平選手の1ゴロでホームに転送された場面。まずサードランナーは最初止まりかけたのですが、1塁手が2塁に投げそうなところでスタートを切ってゲッツーを阻止。そして、ホームに着く前に挟まれたのですが、そこから粘ってランナーを2,3塁にまで進塁させました。これ、何気ないプレーに見えるんですけど、すごく練習を積んでいるのが伝わってくるプレー。これをさらっとやる西春高校の凄みを感じました。

中京大中京、愛知を破ってのベスト8は決してフロックではなく、実力だと思います。浅田投手が出てきてすぐに捉えたのは、試合前にしっかりと分析をして、捉える方法を作っていたのだと思います。特出した選手がいなくても勝てる。甲子園に行ける。それを体現している西春高校はもっと注目されてほしいですね。

試合前のノックも鮮やか。是非多くの人に見てほしいです。