11月13日に神宮球場で行われた高校の部準決勝第2試合、明徳義塾−静岡の観戦記です。
東海大会で見ることが出来なかった静岡が明徳義塾相手にどういう試合を見せるかに注目して観戦しました。

明徳義塾
010000040|5 H15 E1
100101000|3 H5 E0
静岡

明徳義塾
市川−安田
静岡
鈴木、春−黒岩

投手成績
明徳義塾
市川(1) 9回 138球 被安打5 四死球5 三振8 失点3
静岡
鈴木(10) 7回0/3 112球 被安打11 四死球4 三振5 失点3
春(1) 2回 32球 被安打4 四球1 三振2 失点2

市川投手は右のスリークォーター。少しトルネード。MAX139k。
鈴木投手は左のオーバーハンド。MAX133k。緩いスライダーを上手く使います。左バッター相手のスライダーが素晴らしい。
春投手は右のオーバーハンド。MAX132k。投げっぷりのいいピッチャー。

明徳義塾
9眞鍋 5田中 6菰渕 8渡部 2安田 7谷合 3中隈 1市川 4藤森
静岡
6村松 9齋藤來 2黒岩 5成瀬 8木下 7小林 3山本 1鈴木(10) 4加茂

(試合経過)
1回裏、1死3塁から3番黒岩の叩いた2ゴロの間に1点。静岡が先制。
2回表、1死2塁から8番市川がタイムリー2ベース。1−1
4回裏、1死1、2塁から6番小林がタイムリー。静岡が勝ち越し。2−1
6回裏、1死2塁から6番小林がタイムリー。3−1
8回表、無死2塁から6番谷合の2ランホームラン。ここでピッチャー交替、春。2死3塁から1番眞鍋がタイムリー2ベース。2番田中もタイムリー2ベース。5−3
明徳義塾が逆転勝ちをおさめました。
チーム力そのものは明徳義塾のが上だな、と感じました。初回は1死満塁から5番安田の痛烈なピッチャーライナーがグラブに収まってゲッツー。正直ラッキーでしたし、それ以降もいい当たりが正面にいってのゲッツーが何度もあって、静岡にツキがあってのリードって試合でした。

ただ、静岡もツキだけじゃない、野球の上手さを持っているチーム。6回の追加点も微妙なタイミングもコーチャーが回して中継の乱れもあってホームインなど、そつがない攻撃をします。東海チャンピオンは伊達じゃない、というのは感じました。

徐々にツキが明徳義塾に移っていって、本来の打撃の強さでひっくり返した、そういう試合でした。それでも終盤で5本の長打を集めた打撃は素晴らしかったです。

優勝したのも納得。選抜も楽しみですね。