9月24日に長良川球場で行われた第2試合、市岐阜商−中京学院大中京の観戦記です。
強豪を打ち破ってきた中京学院大中京。投手力が高そうな市岐阜商。東海大会切符を掛けた戦いとなりました。

市岐阜商
400010000|5 H7 E3
05020001X|8 H11 E2
中京院中京

市岐商
日渡、中神−宮崎
中京院中京
川嵜、不後−藤田健

投手成績
市岐阜商
日渡(1) 3回1/3 93球 被安打8 四死球3 三振6 失点7
中神(6) 4回2/3 65球 被安打3 四球2 三振6 失点1
中京院中京
川嵜(1) 2/3 27球 被安打3 四球2 三振0 失点4
不後(17) 8回1/3 被安打4 四死球4 三振4 失点1

日渡投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。スライダーが割と多い。
中神投手は右のオーバーハンド。MAX146kを記録。スライダーも切れがあったし、楽しみなピッチャー。
川嵜投手は右のスリークォーター。まっすぐはなかなか。ちょっと開きが早かった。
不後投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。1年生で小柄ですが楽しみなピッチャー。ランナー出すと間合いが異様に長い。

市岐阜商
4寺島 8後藤 3木村 6中神 5釜屋 7小菅 9村井 2宮崎 1日渡
中京学院大中京
6西尾 4林 3片山 2藤田健 7竹内 5恒川 8藤田龍 9福島 1川嵜

(試合経過)
1回表、2死1、3塁から5番釜屋、6番小菅のタイムリー。2死2、3塁から7番村井が2点タイムリー。ここでピッチャー交替、不後。市岐商が4点先制。
2回裏、2死満塁から9番不後に押し出し死球。1番西尾が2点タイムリー。更に2死満塁から3番片山が2点タイムリー。中京院中京が逆転。5−4
4回裏、無死1、2塁から送りバントを間に合わない3塁に投げて逸れて野選とエラーに。1死1、2塁から5番武内がタイムリー。ここでピッチャー交替、中神。7−4
5回表、4番中神がソロホームラン。7−5
8回裏、1死3塁から4番藤田健がタイムリー。8−5
中京学院大中京が勝ちました。
1回の表に市岐阜商が4点。完全に市岐阜商の流れだったのですが、2番手の不後投手が見事なピッチングで流れを止めて、2回に一気に逆転したことが大きかった。
逆転した後もしっかり抑えて4回には1死1,3塁、2死満塁のピンチを防いだことで、その裏の追加点につながった。そういう意味では立役者は不後投手ですね。1年生ですがかなり力があり、十分強豪校にも通用するピッチャーだと思いますので、東海大会でも注目です。

中京学院大中京は4番キャッチャーの藤田健選手の強肩に加え足も速い、身体能力の高さが光りました。1年生ですし、楽しみな選手です。

そしてそれ以上に驚いたのが市岐阜商の2番手で投げた中神投手。いきなり140k台の球を連発し、MAX146k。中京院中京打線をしっかりと抑えました。エースの日渡投手も悪いピッチャーじゃないですけど、中神投手の球はインパクトがあります。
打っても左中間の一番深いところに打ちこむホームラン。キャプテン。彼の活躍なしで、次の試合は勝てるとは思えないので、東海大会に出られるように頑張ってほしいですね。

両チームとも好チームでしたので、愛知県にとっては要注意チームになりますね。