9月24日に長良川球場で行われた岐阜大会の準決勝、岐阜各務野−大垣西の観戦記です。
このところ力を付けている岐阜各務野。西濃地区を一抜けした大垣西。公立同士で21世紀枠にも影響しそうな戦い。東海大会の切符を賭けた戦いとなりました。

岐阜各務野
0000000|0 H3 E4
0040021|7 H9 E0
大垣西
(7回コールド)
岐阜各務野
田中、市川、田中−三浦
大垣西
酒井、高崎−森

投手成績
岐阜各務野
田中(1) 3回 62球 被安打6 四球2 三振1 失点5
市川(10) 3回1/3 54球 被安打3 四球4 三振1 失点2
大垣西
酒井(1) 5回2/3 81球 被安打2 四球3 三振5 失点0
高崎(10) 1回1/3 16球 被安打1 死球1 三振0 失点0

田中投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。トップを早く作って投げるフォーム。球威はもう少し上がりそう。
市川投手は左のオーバーハンド。小柄。まっすぐはまぁまぁ。気の強そうなピッチャー。まっすぐがシュートするので、右バッターのが打ちにくいかも。
酒井投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。ひじが遅れて出るタイプ。
高崎投手は右のサイドハンド。まっすぐはまぁまぁ。

岐阜各務野
4今田 9市川(10) 2三浦 3小林 8安田 5清水 7杉山 1田中 6遠藤
大垣西
5今津 6松岡 8蜂須賀 2森 3高橋 9野村 7竹内 4庄矢 1酒井

(試合経過)
3回裏、2死2塁から3番蜂須賀がタイムリー。1死満塁でピッチャー交替、市川。6番野村の犠牲フライ。7番竹内の2点タイムリー2ベース。大垣西が4点先制。
6回表、2死1、3塁でピッチャー交替、高崎。
6回裏、2死1、2塁から5番高橋の2点タイムリー3ベース。ここでピッチャー交替、田中。6−0
7回裏、1死満塁から2番松岡のタイムリーでコールド成立。大垣西が勝ちました。
準決勝に進んだ公立校同士の一戦。結果コールドでしたが、そんなに力の差は感じませんでした。
大垣西は2回、3回と先頭バッターが出たところでバントを選択せずに打たせました。そういう姿勢が大量点につながったかな、と思いましたね。点数が開いた6回、7回はバントでチャンスを広げる幅の広さも見せましたし、積極的な打撃はいいですね。
2番の松岡選手は3回に無死1塁で粘って進塁打。バント失敗の後なので褒められないことですが、それでもなんとかする姿勢は良かった。

各務野は3回に2死1塁からのヒットで1塁ランナーが3塁をオーバーランしてタッチアウト。7回にもライトフライで3塁タッチアップも離塁が早いとの判定でアウトに。もったいない走塁が痛かった。
チャンスを確実にものにしないと強いチーム相手に勝っていくのは難しくなりますね。エラーも出たし、負けるべくして負けた内容ですが、まだ次があるので、ピッチャーを中心にしっかりとした戦いを見せたいところ。

各務野は最後、外野も内野に入れて7人の内野手でコールドを防ぎにいきました。結果は実りませんでしたが、そういう姿勢はいいと思いますね。

大垣西は東海大会進出が決定。21世紀枠も岐阜代表は決まりですかね?力のあるチームだと思いますし、東海大会でも勝てると甲子園が近づきますので、頑張ってほしいですね。