8月27日に長良川球場で行われた岐阜大学野球リーグの開幕カード、朝日大−岐阜聖徳大の2回戦の観戦記です。
岐阜聖徳大の先勝で迎えた2回戦。4年生が多く引退しているので、新鮮なメンバーでの戦いとなりました。

朝日大
001100020|4 H9 E1
000020000|2 H6 E1
岐阜聖徳大

朝日大
葛谷、徳永、金田−武藤
岐阜聖徳大
岡田、瀧瀬、三品、鷲見−大山、渡邊貴

投手成績
朝日大
葛谷 5回 92球 被安打4 四球3 三振8 失点2
徳永 3回 43球 被安打1 四球2 三振3 失点0
金田 1回 24球 被安打1 四球1 三振2 失点0
岐阜聖徳大
岡田 2回1/3 38球 被安打2 四球2 三振2 失点1
瀧瀬 5回 69球 被安打5 死球1 三振3 失点2
三品 2/3 28球 被安打1 四球2 三振0 失点1
鷲見 1回 15球 被安打1 四球0 三振2 失点0

葛谷投手は右のオーバーハンド。MAX143kを記録。無駄球が多いものの、球威はあり、三振の取れるピッチャー。県岐阜商出身の3年生。
徳永投手は右のオーバーハンド。MAX133kも球速よりも速く見える球。
金田投手は右のオーバーハンド。MAX139k。1年生。
岡田投手は右のオーバーハンド。MAX138k。碧南出身の3年生。まっすぐが伸びていました。
瀧瀬投手は左のスリークォーター。突然腕が出てくるようなフォーム。MAX129k。左バッターは打ちにくいタイプ。
三品投手は右のオーバーハンド。
鷲見投手は左のオーバーハンド。MAX136k。やや荒れ球もボールに力があって球威で押す。

朝日大
8前田 7田中 9林 D比嘉 5里見 3徳光 2武藤 4岩越 6福田 P葛谷
岐阜聖徳大
6柴山 4小木曽 7駒瀬 D大橋 3高橋 8仲村 9林本 5清水 2大山 P岡田

(試合経過)
1回表、無死1,2塁のチャンスもショートライナーゲッツーと盗塁死で3人で攻撃終了
2回表、1死2塁から暴投で1死3塁も連続三振で先制ならず。
3回表、1死2塁でピッチャー交替、瀧瀬。2死2、3塁からバッテリーエラーで1点。朝日大が先制。
4回表、1死2塁から代打岡田のタイムリー2ベース。バッターランナーは3塁を狙うも好中継でタッチアウトに。2−0
5回裏、2死満塁から4番大橋の2点タイムリーで同点。1塁ランナーが3塁狙ってタッチアウトも2−2。
6回表、1死2,3塁となるもここも連続三振でチャンスを逸します。
8回表、1死1塁でピッチャー交替、三品。1死2、3塁から前進守備でショートゴロを弾き1塁アウトも3塁ランナー生還。5番里見がタイムリー。4−2
朝日大が勝ちました。
朝日大は元県岐阜商監督の藤田監督が率います。さすがだな、と感じたのは岐阜聖徳の2番手の滝瀬投手が登板して、左の変則スリークォーターで、右バッターのが打ちやすいと見抜いて、4回に早々と代打岡田選手を送ってタイムリー2ベースを打った場面。もちろん層の厚さが無いと打てない手なのですが、さすがだな、と思いました。
葛谷投手は素晴らしいボールも投げていたのですが、無駄球も多く5回で92球。追いつかれたらあっさりと替えました。結果追加点は許さないのですからここもさすがですね。

勝ち越しの場面は前進守備でショートが弾かなければホームアウトだったと思うので、岐阜聖徳としては悔しい試合でした。
6回以降も毎回チャンスがありましたし・・・。
ピッチャーは岡田投手、鷲見投手はボールに力がある面白い球を投げていたし、スタメンで1年生が5人と若いチーム。
試合経験を積んでレベルが上がってこれば、岐阜リーグがより面白くなると思うので期待したいですね。

大山捕手はちょっとぽろぽろとミスが多すぎでした。ちょっとピッチャーがかわいそうですね。まずは取ることはしっかりとやってほしい。