8月25日に小牧球場で行われた第1試合、西春−清林館の観戦記です。
県大会出場は決めた後で、勝つと県大会のシードがかかる試合。
初めて見るチーム同士なので、県大会に出るチームの力を見てみたくて試合を観戦しました。また、清林館の中尾投手も見てみたいと思っての観戦でした。

西春
020200002|6 H12 E0
03004010X|8 H13 E2
清林館

西春
庄部、下方、尾崎−伊吹
清林館
江上、清水、中尾−三木

投手成績
西春
庄部(10) 1回1/3 30球 被安打2 四球2 三振2 失点3
下方(9) 3回1/3 48球 被安打8 四球0 三振0 失点4
尾崎(1) 3回1/3 43球 被安打3 四球0 三振0 失点1
清林館
江上(10) 5回2/3 92球 被安打7 四球5 三振1 失点4
清水(17) 3回 77球 被安打5 四球1 三振2 失点2
中尾(1) 1/3 3球 被安打0 四球0 三振0 失点0

庄部投手は右のアンダーハンド。足や身体が1塁側に流れながら投げるフォーム。コントロールがつきにくいフォームと思えます。まっすぐはそこそこ。球威はある。
下方投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。テンポよく投げて打たせて取る。空振り取る球が欲しい。
尾崎投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。フライアウトが多かった。
江上投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。オーソドックスなピッチャー。
清水投手は左のオーバーハンド。ひじを隠すタイプ。まっすぐはぼちぼち。1年生ということで、これからが楽しみ。ダイヤのAの沢村っぽいフォーム。
中尾投手は左のスリークォーター。JR西日本の西川投手に似た体型姿のピッチャー。注目左腕。

西春
3松平 6八神 8森田 7南 9尾崎(1) 5磯貝 2伊吹 4秦 1庄部(10)
清林館
5吉田 8川尻 2三木 7野村 6伊佐治 9西原(19) 3河野 1江上(10) 4日比野(15)

(試合経過)
2回表、無死満塁からスクイズを仕掛けるも1塁ファールフライになり3塁アウトでゲッツー。2死1、3塁からタイムリーエラーで2者生還。西春が2点先制。
2回裏、1死満塁からワイルドピッチ。1死2、3塁、カウント2ボールでピッチャー交替、下方。9番日比野がタイムリー。さらに1番吉田の左中間抜けそうな当たりをセンター森田がファインプレーも犠牲フライとなり逆転。3−2
4回表、1死満塁から8番秦がタイムリー。1死満塁から9番下方の2ゴロの間に1点。西春が逆転。4−3
5回裏、1死1、3塁から5番伊佐治のところでスクイズで同点。6番西原のタイムリー3ベースで逆転。7番河野、8番江上が連続タイムリー2ベース。ここでピッチャー交替、尾崎。7−4
6回表、2死1、3塁でピッチャー交替、清水。2死満塁まで行くも2番を打ち取ってピンチを脱出。
7回裏、1死3塁から6番西原のタイムリー。8−4
9回表、1死2塁から3番森田がタイムリー3ベース。4番南がタイムリー。2死1、3塁でピッチャー交替、中尾。清林館が逃げ切りました。
西春は好きなチームで、毎年見させていただいていますが、やっぱり改めて今年のチームもいいチームだな、と感じました。
隙をつく走塁をどんどん仕掛ける。サードコーチャーがしっかりと的確に仕事をする。外野守備が上手い。
ダブルスチールの失敗など、もちろんミスもあったんですけど、やることをやった上でのミスなので、流れが相手になかなか行かない。
ボールを振らずに、ストライクをどんどん振る。言葉にするのは簡単ですけど、これをしっかりと実行できるのは素晴らしいと思います。
県大会では尾崎投手が中心となると思いますが、経験も豊富ですし、試合を作れるピッチャーだと思いますので大物食いをして上位進出に期待したいですね。

清林館は愛知黎明を破る快進撃でシード権を獲得。どんなチームか見るのを楽しみにしていましたが、しっかりと振ってくるチームだな、と改めて感じました。
ピッチャーもエースの中尾投手は3球しか見れませんでしたが、他の2人もそれなりに投げられるピッチャーですし、中尾投手のピッチング次第では上位進出も狙えるチームだと思います。
6番の西原選手が3打数3安打1四球2打点の大活躍。背番号19番でしたので、好調を買われての起用だったのかな?
こういう選手が競争しているとチームは強くなりますね。

どちらも県大会での活躍が期待できるチームだと思いますので、いい形で本番を迎えてほしいですね。