8月14日に津島球場で行われた第3試合、尾北−新川の観戦記です。
新川のスラッガー、池戸選手が見たくて足を運びました。

尾北
000120003|6 H10 E3
200000010|3 H9 E4
新川

尾北
後藤諒、土田−石川
新川
大島、近藤−池戸

投手成績
尾北
後藤諒(1) 8回0/3 140球 被安打9 四死球5 三振3 失点3
槌田(9) 1回 6球 被安打0 四球0 三振0 失点0
新川
大島(1) 7回 96球 被安打8 四死球2 三振2 失点3
近藤(10) 2回 28球 被安打2 四球1 三振0 失点3

後藤諒投手は右のスリークォーター。まっすぐはまぁまぁ。左手で壁を作って勢いよく投げ込む。浅尾タイプ。
土田投手は右のオーバーハンド。テイクバックが見にくいタイプ。まっすぐはそこそこ。
大島投手は右のオーバーハンド。まっすぐはあんまり速くない。コントロールが安定して、打たせて取る。
近藤投手は右のオーバーハンド。まっすぐはあんまり速くない。

スタメン
尾北
6小島 5高田(4) 1後藤諒 3坂田 2石川 4多和田(5) 8川添 9土田 7後藤誠
新川
4神田 9山上 3森本 2池戸 8三浦 6丹羽 5伊坂 7原田 1大島

(試合経過)
1回裏、1死1、3塁から4番池戸が左中間フェンス直撃の2点タイムリー3ベース。新川が2点先制。
4回表、2死2塁から8番川添が3塁線を破るタイムリー2ベース。2−1
5回表、2死2、3塁から4番坂田が2点タイムリー2ベース。尾北が逆転。3−2
8回裏、無死1塁から3番森本がタイムリー2ベース。3−3。尚も1死2,3塁からスクイズを仕掛けるも後藤諒のナイスフィールディングでホームタッチアウト。四球で2死満塁も8番が倒れ逆転ならず。
9回表、1死満塁から4番坂田が3点タイムリー3ベース。6−3
9回裏、無死満塁でピッチャー交替、土田。3番のピッチャーゴロホームゲッツーと4番のセンターフライで試合終了。尾北が逃げ切りました。
新川の池戸選手は最初の打席と2打席めが左中間を越す長打。最後にしっかりと押しこめるあたりは非凡ですし、しっかりと振れるのは魅力。最後の打席で回ってくるあたりも、いいものを持っているんですけどね。打ったらすごかったですけど、さすがに厳しかった。
尾北の4番坂田選手も2本のタイムリー長打で5打点。4番対決で、打点数では上回りました。監督からもかなり期待されている声が飛んでいましたが、しっかりと期待に応えました。

ただ、最後のタイムリー3ベースは、9回表、同点の無死満塁。このケースで4番打者にバックホーム体制を敷くんですよね・・・。
これは新川に限らず、多くの高校野球のチームで見られます。1点勝負、9回、分からなくはないんですけど、僕は中間守備、1塁3塁は前目、がいいと思うんですよね。打球によってホームホースアウトを狙う。もしくは1点は仕方ないでセカンドゲッツー。
結局3ベースはセカンドが下がっていたら正面の当たりでした。これをタラレバ、で済ませるのかどうかは、考え方ですけど、夏大ならともかくリーグ戦だったら、と思うんですよね。

お互いにエラーが多く、決して褒められた内容ではなかったですけど、9回の攻防は面白かった。新川も無死満塁まで行きましたし。
尾北の2投手がなかなかのボールを投げていました。ちょっと覚えておきたいピッチャーでしたね。