7月23日に小牧球場で行われた第1試合、高蔵寺−中京大中京の観戦記です。
この夏初めて中京大中京を見るので、どれくらい力を付けているか、そして本命と思っている中京に対して高蔵寺がどこまで食い下がるかに注目して観戦しました。

高蔵寺
000000|0 H5 E1
200224|10 H10 E1
中京大中京
(6回コールド)
高蔵寺
井手、若山、今井、水野−島村
中京大中京
伊藤稜−鈴木遼

投手成績
高蔵寺
井手(20) 3回2/3 43球 被安打5 死球1 三振0 失点4
若山(11) 1回1/3 20球 被安打3 四球0 三振0 失点2
今井(15) 1/3 19球 被安打2 四球1 三振0 失点3
水野(10) 0/3 16球 被安打0 四死球4 三振0 失点1
中京大中京
伊藤稜(11) 81球 被安打5 死球1 三振7 失点0

井手投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。インコースを必死に攻めて中京大中京打線を詰まらせる投球に徹した。
若山投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。
今井投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。少し押し出す感じの投げ方。
水野投手も右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。コントロールが定まらず。
伊藤稜投手は左のオーバーハンド。テイクバックをコンパクトにして投げ込む。まっすぐはなかなか速い。

(スタメン)
高蔵寺
7犬飼 8青山 9佐波(3) 2島村 3東(13) 5小倉 4佐野 6小河 1井手(20)
中京大中京
8伊藤康 4谷中 9澤井 3鵜飼 7諸橋 6谷村 5鈴村(15) 2鈴木遼(12) 1伊藤稜(11)

(試合経過)
1回裏、1死2塁から3番澤井がタイムリー2ベース。2死2塁から5番諸橋がタイムリー3ベース。中京大中京が2点先制。
4回表、先頭の佐波が3ベース。続く4番島村の1ゴロでサードランナー突っ込めず。後続も三振とセカンドゴロで得点ならず。
4回裏、2死満塁からワイルドピッチにエラーが絡んで2者生還。ここでピッチャー交替、若山。4−0
5回表、先頭の7番佐野が2ベースを放つも続く8番がバント失敗。後続も倒れ0点。
5回裏、1死2塁から3番澤井がタイムリー2ベース。2死3塁から5番諸橋がタイムリー。6−0
6回裏、1死1塁から9番伊藤稜が2ランホームラン。1死1塁でピッチャー交替、水野。1死満塁から連続押し出し四球。コールド成立で中京大中京が勝ちました。
高蔵寺は尾東大会でエースナンバーで投げていた大井投手がベンチ外。この日投げた4投手はそれぞれ背番号20、11、15、10。ですが、投げるピッチャーがみんな速い球を投げる、レベルの高い投手陣でした。
井手投手は中京大中京を抑えるべく、インコースにしっかりと投げ込むピッチングを徹底。ただ、ちょっと甘くなるとしっかりと捉えてくる中京大中京打線の鋭さが上でした。
3番佐波選手は2本の長打を放ちました。素晴らしい選手ですね。
大学でどのくらいの選手が続けるか分かりませんが、またみたい選手が多かったです。1回、4回、5回とチャンスがあっただけに、点を取っていれば、展開も変わったでしょうが・・・。

中京大中京は打撃の強さ、伊藤稜投手ら3枚看板のピッチャー。それぞれすごいのですが、守備も一級品。初回の1番犬飼選手の当たりは普通のチームなら完全にヒットの当たりをライナーで好捕しアウトに。このプレー一つでもレベルの高さを実感させられました。
1番、中軸は別格の鋭さ。隙がないチームに仕上がっています。

間違いなく甲子園に一番近いチームと感じます。自分たちの力を発揮できれば、頂点に立てる、そういう強いチームになっていますね。今後の戦いも楽しみです。