7月22日に岡崎球場で行われた第1試合、春日井西−愛工大名電の観戦記です。
4回戦進出という快挙の春日井西が愛工大名電相手にどういう試合をするか、に注目して観戦しました。

春日井西
2000400|6 H10 E1
3111034|13 H17 E1
愛工大名電

春日井西
江本、亀谷−伊藤
愛工大名電
鈴木、田中笑、森−粟田、向井

投手成績
春日井西
江本(1) 6回 122球 被安打14 四球3 三振1 失点9
亀谷(3) 2/3 35球 被安打3 四球2 三振0 失点4
愛工大名電
鈴木(1) 4回1/3 64球 被安打8 四球1 三振2 失点6
田中笑 1回1/3 30球 被安打1 四球1 三振1 失点0
森 1回1/3 33球 被安打1 四球2 三振2 失点0

江本投手は右のオーバーハンド。MAX121k。小柄なピッチャー。コントロールが安定していて、打たせて取るピッチャー。
亀谷投手は左のオーバーハンド。MAX122k。左としては球威はありますが、コントロールがバラバラ。
鈴木投手は左のオーバーハンド。長身。まっすぐはなかなか。空振りが取れない。
田中笑投手は左のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。球威はあるものの、ややばらつく。
森投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。こちらもコントロールはややばらつく。

春日井西
8白井 4津田 6井内 2伊藤 7濱口 5弓塲 9下山 3亀谷 1江本
愛工大名電
9西脇(4) 8後藤 7稲生 3濱地 2粟田(12) 6比嘉(15) 5田中竣 1鈴木 4堀内(19)

(試合経過)
1回表、1死1、3塁から4番伊藤がタイムリー。2死1、2塁から6番弓場がタイムリー。春日井西が2点先制。
1回裏、無死1、2塁から3番稲生がタイムリー2ベース。4番濱地が2点タイムリー。名電が逆転。3−2
2回裏、2死3塁から2番後藤がタイムリー。4−2
3回裏、先頭の濱地がソロホームラン。5−2
4回裏、1死3塁から3番稲生の犠牲フライ。6−2
5回表、1死1、3塁からパスボールで1点。1死1、2塁から4番伊藤の2点タイムリー3ベース。ここで名電はバッテリーを交替。田中笑−向井に。1死3塁から5番濱口のところでスクイズ成功。同点。
6回表、2死1、3塁でピッチャー交替、森。ここは三振で抑えます。
6回裏、1死1、3塁から4番濱地、5番向井の連続タイムリー。2死満塁から押し出し四球。名電が勝ち越し。9−6
7回裏、1死満塁からゲッツー崩れで1点。2死2、3塁から代打熊本が2点タイムリー3ベース。7番田中竣のタイムリーでコールド成立。
名電が勝ちました。
春日井西は打線は活発でした。4番の伊藤選手は3安打3打点。上位打線は名電の左の3投手に負けない打撃を見せていました。
守備はちょっと脆かった。ただこればっかりは仕方ないかな。自分たちの出来るプレーは見せていたと思います。
エラーのつかないミスというのが多かった。こういうのを見直して、新チームに活かしてほしいですね。

名電は3回戦で春日丘と好ゲームの末勝ち上がった、ということで、期待したのですが・・・。
3番の稲生選手は1年生ながら楽しみなスラッガーですね。高い飛球はその証。是非この打球を活かせるように、大きく育ててほしいものです。
4番の浜地選手がホームランを含む4打数4安打。4打点。こちらも素晴らしいバッティングでした。
2番の後藤選手の足はさすがです。バントヒットを決める姿は脅威になりそう。

とまぁ、選手個々は褒める部分もあったのですが、チームとしては正直ひどかった。投手陣もピリッとしない。守備でもバックアップを放棄してエラーが出る。押せ押せでセーフティスクイズでアウトを献上する。内野ゴロで待って取って内野安打にする。
相変わらず、チームとしての姿勢の悪さというのがそのまま出た試合をしていました。
まぁそれでも選手個々が能力を発揮すれば、勝ち上がっていくんですけどね。その部分でも大きく成長した、といえる選手があまり見られないのも気になります。

このチーム状態で、次の愛知啓成とどういう試合をするか、結果が楽しみです。ある意味真逆のチームだと思いますので。