7月9日に瑞穂球場で行われた第3試合、西尾−菊華の観戦記です。
菊華の好投手と言われる浅見投手が見てみたくて球場に足を運びました。

西尾
120000000|3 H6 E0
000000000|0 H6 E1
菊華

西尾
岡田−天野
菊華
浅見−田屋

投手成績
西尾
岡田(1) 9回 111球 被安打6 四球2 三振2 失点0
菊華
浅見(1) 9回 121球 被安打6 四死球3 三振7 失点3

岡田投手は右のオーバーハンド。上背があって柔らかい腕の振りから伸びのある球を投げる。まっすぐはそこそこ。コントロールが良く自滅しない安定感も売り。
浅見投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。きれいな投げ方。コントロールも安定しているがその分怖さがない。中盤以降は変化球とのコンビネーションで三振が増えた。

スタメン
西尾
7建部 3神谷 4深谷 2天野 8木下 1岡田 9鈴木 6平野 5関根
菊華
7藤本峻 4花本 8永田 2田屋 3古賀(10) 6藤本泰 9柏本 5平井颯 1浅見

(試合経過)
1回表、先頭の建部の3ベースヒットから2番神谷の犠牲フライ。西尾が先制。
2回表、1死1、2塁から8番平野がタイムリー。更に9番関根の犠牲フライ。3−0
7回裏、先頭の古賀が2ベースを放ちチャンスを作るも1死3塁から内野フライと外野フライで得点ならず。
西尾が逃げ切りました。

ジャイアントキリング、といったら西尾に失礼かもしれませんが、秋は公式戦全敗だった西尾が私学の菊華を破ったんだからそう言ってもいいかな、と。
ただ、試合そのものは西尾が勝つべき試合でした。
まず岡田投手が素晴らしかった。ストライク先行で、高低も上手く使って要所でフライアウトも多かった。菊華の早打ちにも助けられたかな。
1回2回で3点を取って、西尾がどんどん乗っていった。夏に強豪は食われる典型的な試合になりましたね。何年か前に松蔭が杜若に勝った試合もこんな試合展開だったな、と思い出しました。
3回にセカンドの深谷君がファインプレーを連発したあたりはまさにそういう勢いというか後押しがあった感じでしたね。

菊華は浅見投手が立ち上がりのややボールが高い時に失った点を取り返せませんでした。浅見投手は一部で話題になっていた投手で、力のあるボールを投げていました。上でさらに底上げされれば、楽しみな投手になりそうです。
1番の藤本峻選手の俊足も光りました。

しかし、夏は怖いな、と改めて思いましたね。見に来て良かったと思える試合でした。