7月2日に岡崎球場で行われた第3試合、日進西−成章の観戦記です。こちらも1回戦屈指の好カードの1つ。春に県大会に進んだ日進西が東三河の古豪、成章相手にどういう試合をするか、注目して観戦しました。

日進西
200000101|4 H8 E0
110010011|5 H10 E1
成章

日進西
長谷川、桑江−石田
成章
小久保−河合

投手成績
日進西
長谷川(11) 7回1/3 118球 被安打8 四球6 三振4 失点4
桑江(1) 1回1/3 13球 被安打2 四球0 三振0 失点1
成章
小久保(1) 9回 129球 被安打8 四死球4 三振6 失点4

長谷川投手は右のオーバーハンド。やや上体に頼った投げ方でコントロールは悪くはないものの、安定しにくいフォーム。まっすぐはまぁまぁ。2年生。
桑江投手は右のアンダーハンド。まっすぐはそんなに速くない。
小久保投手は右のオーバーハンド。小柄。雰囲気が成章出身の大エース、小川投手に似ていますね。まっすぐはそこそこ速い。

日進西
8清水 6渡部 3谷崎 2石田 7石原 4朝倉 9山田 5天野 1長谷川(11)
成章
5田中 3増田 1小久保 7平松 9関原(12) 2河合 4成松 6土井 8浅岡

(試合経過)
1回表、2死1、2塁から5番石原、6番朝倉が連続タイムリー。日進西が2点先制。
1回裏、2死1、2塁から5番関原がタイムリー。2−1
2回裏、2死2塁から9番浅岡がタイムリー3ベース。2−2
5回裏、2死3塁から4番平松がタイムリー。成章が勝ち越し。3−2
7回表、2死3塁から1番清水がタイムリー。同点。3−3
8回裏、1死2塁から代打森下のタイムリー。成章が勝ち越し。1死1、2塁でピッチャー交替、桑江。4−3
9回表、無死2塁で雨で中断。1死1、3塁から9番桑江のタイムリー。同点。
9回裏、2死3塁から5番関原のサヨナラタイムリー。成章が競り勝ちました。
シーソーゲームで面白い試合でした。
ふり返って見ると、ちょっとしたポイントで流れが変わっているんですよね。
まずは初回。日進西が2点を先制して、押せ押せのところで、2死1,2塁でサインプレーで1塁を牽制アウトに。これで成章は、試合の流れを持ってきたと思います。この辺はさすが古豪ですね。

日進西は他にももったいないプレーがちょこちょこありました。8回裏の勝ち越しの場面、ホームはクロスプレーかと思ったのですが、キャッチャーはセーフと思いこんだのかタッチにいかず。思ったよりランナーが遅かったのもあったと思うんですけど、大事な1点、守りにいってほしかった。
7回表にも、結果的にはタイムリーが出たのですが、無死3塁で、セカンドショートは下がっていたのに、セカンドゴロでランナー帰れず。もったいないですよね。

あと、9回表、無死2塁で30分の中断。で、中断明けに前の打席で3ベースを放った平田選手に送りバント。相手をホッとさせてはあかんと思うんですけどね・・・。

成章はバッテリーを中心に、まとまったチームでした。ただ、チャンスも多かったのですが、ダメを押せずに、もつれた試合にしてしまった。そういう印象もあります。
強い打球が多くなかったのも気になりますね。守備はしっかりとしていたので、競った試合を取っていけるかでしょうね。