7月1日に小牧球場で行われた第3試合、春日井商−刈谷北の観戦記です。
昨年夏に西春に勝って、愛知黎明にも善戦をした春日井商。その時のエース藤田投手は今年も健在でしたので、どんなピッチングを見せてくれるかに注目して観戦しました。

春日井商
003000011|5 H13 E1
020010100|4 H13 E2
刈谷北

春日井商
藤田−森川
刈谷北
那須、山崎−盛井

投手成績
春日井商
藤田(1) 9回 123球 被安打13 四球0 三振4 失点4
刈谷北
那須(1) 8回2/3 107球 被安打13 四球1 三振3 失点5
山崎(10) 1/3 5球 被安打0 四球0 三振1 失点0

藤田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。ちょっと押し出すような投げ方。四球0はよかったですが、もう少し伸びてるのを期待していました。
那須投手は右のオーバーハンド。まっすぐはあんまり速くない。丁寧に投げて打たせてとるピッチャー。2年生。
山崎投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。コントロールはばらつくもボールの勢いは一級品。2年生。

春日井商
6松本俊 5高橋直 4堀部 2森川 3菅 9笠原 7野口 8山口 1藤田
刈谷北
9陸奥 5岡田 3政次 7鍋内 8鈴木 2盛井 6長坂 1那須 4中島(14)

(試合経過)
1回裏、1死から2番岡田、3番政次の連打で1,2塁となるも4番がゲッツーで先制ならず。
2回裏、1死2、3塁から8番那須がタイムリー。更に9番中島のところでセーフティスクイズ成功。刈谷北が2点先制。
3回表、先頭の松本俊がライトへホームラン。1死2塁から4番森川がタイムリー2ベース。尚も2死2、3塁から7番野口がタイムリー。逆転。3−2
5回裏、1死3塁から3番政次の1塁ゴロでホームを突くもタッチアウト。ここで2死1塁のところで盗塁を決め、2死2塁から4番鍋内がタイムリー。3−3
7回裏、2死3塁から3番政次がタイムリー。刈谷北が勝ち越し。4−3
8回表、2死3塁から9番藤田のタイムリー内野安打。同点。
9回表、2死3塁から5番菅がタイムリー。春日井商が勝ち越し。ここでピッチャー交替、山崎。5−4
9回裏、2死から2番岡田がヒットで出塁。3番政次の初球にスチールを仕掛けるもタッチアウトで試合終了。
春日井商が勝ちました。
春日井商は苦しい試合展開の中、よくひっくり返しました。
9回2死から4番の森川選手がヒットで出て、そこで盗塁。エラーを誘って3塁まで行き、5番菅選手の勝ち越しタイムリーを呼び込みました。よく走ったし、速かった。刈谷北のキャッチャーの盛井選手もいい肩をしていたので、余計に決めたのが大きかったですね。
で、9回裏に同じ2死からヒット。ここで盗塁。ここまで刈谷北は4度盗塁を仕掛けてすべて成功。得点にもつなげていたので、盗塁は必然だったと思います。結果は失敗で試合終了になりましたが、自分たちのスタイルを貫いての結果だったので、褒めてあげたいプレーでしたね。ここで刺した森川選手も立派でした。

春日井商は頼みの藤田投手が序盤からヒットを浴びて苦しい展開に。ただコントロールの良さで、ヒットは許しても大量点にはさせない投球でしのぎました。
4番の森川選手は3安打も見事でしたが、足も速かった。

刈谷北もよく食らいつきました。7回に代打の寺澤選手が左中間を破る2ベースも3塁を狙ってタッチアウトに。先頭でこれをやっちゃうとなかなか点にならないのですが、そこからヒットが出て盗塁を決めて、勝ち越しにつなげた場面は、なかなかしびれる場面でした。
8回のタイムリー内野安打がサードの横っ飛びで止めるところは見事だっただけに、その後の送球が良ければ・・・。惜しいプレーだっただけに、もったいなかったですね。

刈谷北は両投手が2年生で、2番、4番が2年生、9番の中島選手は1年生と若いチーム。山崎投手は楽しみな球を投げていましたし、新チームが楽しみです。