6月18日に愛知学院大Gで行われた新人戦の決勝、同朋大−中京大の観戦記です。
1部VS2部の決勝で、同朋大はエースの久保田投手が先発。同朋大がより結果が欲しいのかな?と思いながら観戦しました。

同朋大
001003000|4 H5 E4
010102001|5 H5 E4
中京大

投手成績
同朋大
久保田 6回 93球 被安打4 四死球3 三振5 失点4
渡邊 2回2/3 44球 被安打1 四球1 三振4 失点1
中京大
浅野 5回1/3 79球 被安打4 四死球2 三振5 失点4
長谷川 2回2/3 23球 被安打1 四球0 三振1 失点0
三輪 1回 12球 被安打0 四球0 三振2 失点0

久保田投手は同朋のエースとして1年生の頃から君臨。見たいと思いながら見る機会がなかなか無く、調べたら高校1年の秋以来の観戦となりました。まっすぐが思ったほどは来ていない感じでしたが、変化球のコントロールが良く、しっかりと試合が作れるタイプだな、と感じました。勝てるピッチャーですね。
渡邊投手は右のオーバーハンド。帝京可児出身の2年生。まっすぐはまぁまぁ速い。いい球を投げるピッチャーですね。
中京大の浅野投手は大府高校時代からスカウトの評判も良かったピッチャー。まっすぐはまぁまぁ速い。思ったほど球威は上がっていませんでした。1年生ですし、これからですかね?
長谷川投手は右のややトルネード。まっすぐはまぁまぁ速い。春日丘出身の2年生。
三輪投手は右のスリークォーター。三重高校出身の2年生。まっすぐはそこそこ速い。ちょっと打ちづらい球筋に見えました。

スタメン
同朋大
8山口 7岩崎 9岩島 3伊藤 D瀬尾 6杉山 5丸山 2上地 4荒川
中京大
9川田 4杉谷 8西村 3橋爪 D松井 7村田 5足立 2福島 6小河内

(試合経過)
2回裏、2死満塁から9番小河内が押し出し四球。中京大が先制。
3回表、8番上地の同点ホームラン。1−1
4回裏、1死1、2塁から8番福島のサードゴロをタイムリーエラー。中京大が勝ち越し。2−1
6回表、1死1、2塁から4番伊藤がタイムリー。1死2、3塁からショートゴロ野選で逆転。さらにボークで3塁ランナーホームイン。ここでピッチャー交替、長谷川。4−2
6回裏、無死2、3塁から久保田のワイルドピッチ。1死3塁から8番福島の犠牲フライ。4−4
9回裏、1死3塁から2番杉谷のサヨナラ犠牲フライ。
中京大が新人戦優勝。
お互いにボークが得点に絡むという珍しい試合。(9回の中京大の決勝点も直前にボークで1死3塁となる)
ミスが得点に絡むのも、新人戦らしいといえばらしいのかも。ただ、お互い4エラーはちょっと多かったですね。

同朋大は久保田投手が連投。優勝という結果が欲しかったと思いますので、負けたのは残念でしたが、2番手に投げた渡邊投手もいいボールを投げていましたし、投手は結構育ってきていますね。
春に躍進した同朋大ですが、秋も注目校になりそう。

中京大中京は浅野投手が高校時代に素晴らしかったので、期待して見たのですが、ちょっと高校時代からは伸びていない印象。
まだ1年生ですし、これからかもしれませんが・・・。元々、リーグ戦でも投げられるくらいの力を持ったピッチャーだと思いますので、切磋琢磨して、出てきてほしいですね。
1試合目に続いてリリーフした三輪投手が、スリークォーター独特のシュートするまっすぐを上手く使って打ち取っていました。楽しみなピッチャーですね。

2部の活躍が目立った新人戦ですが、終わってみれば1部の中京大。1,2年生から、各チームどれだけメンバーが入って突きあげるか。夏を越えて秋に入ってくるのが楽しみですね。