10月23日に清水庵原球場で行われた第2試合、多治見−至学館の観戦記です。
岐阜を制したとはいえ、多治見は普通の公立高校。どこまで至学館と戦えるか、と思いましたが、伊達に岐阜で優勝していないな、と思わされました。

多治見
010000000|1
00200000X|2
至学館

多治見
河地(1)−山田
至学館
川口(10)、新美(1)、川口(10)、新美(1)−井口

多治見の河地投手は右のスリークォーター。県大会で見た時はサイドハンドに近かった印象でしたが、かなり上からの投球になっていました。まっすぐはそこそこ。まっすぐが伸びていました。
川口投手は左のサイドハンド。意外にボールがばらついていましたが中盤以降安定しました。
新美投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。

(スタメン)
多治見
2山田 4熊崎 8加藤 3佐藤 5岡井 7進士 9後藤 1河地 6小西
至学館
9定塚 8藤原連 5鎌倉 2井口 7三浦 3吉見 6木村 1川口(10) 4藤原大

(試合経過)
2回表、2死1、2塁から8番河地がタイムリー。多治見が先制。
3回裏、1死2,3塁からセーフティスクイズを仕掛けるも失敗。2死2、3塁から2番藤原連が2点タイムリー3ベースで逆転。2−1
8回表、2死でピッチャー交替、川口。
8回表終了時に球場を後にしました。
試合は至学館が逃げ切りました。準決勝進出。
多治見はいいチームだな、と県大会に見た時点で思っていましたが、あくまでも公立として。さすがに東海大会では厳しいかな、と思っていたのですが、内野守備はしっかりしているし、河地投手を中心に自分たちの野球をしっかりとやりきっている印象を持ちました。

21世紀枠では東海地区の代表になると思います。選ばれたら、是非やれることをきちんとやりきる、粘り強い戦いを見せてほしいですね。

静岡清水まで、たくさんの応援が来ていました。これも大きな後押しになっていましたね。

至学館はもう少し圧倒出来るかな、と思ったのですが、予想以上に打てずに苦戦を強いられました。そんな中、川口投手が逆転してからはリズムが良くなり、左バッターは特に打ちにくいな、と感じるピッチングで最少失点で喰いとめて、新美投手にスイッチ。最後は相手の左右に合わせてピッチングして、1点差を守り切りました。

相手なりに戦ってしまうところは気になりますが、選抜を掛けた中京大中京戦は楽しみですね。裏をどちらが取るか。そこも注目です。