10月9日に長良川球場で行われた第2試合、中京学院大−中部学院大の観戦記です。
春の日本一となった中京学院大ですが、秋は苦戦。中部学院大が前節に優勝を決めて、このカードで勝ち点を取らないと東海大会にも進めないという瀬戸際に追い込まれました。1戦目を取っての2戦目。ライバル同士のぶつかり合いを期待して観戦しました。

中京学院大
000010125|9
140000000|5
中部学院大

中京学院大
長島彰−山崎
中部学院大
瀬戸上、若山、地守、西居、楠本−加藤

長島彰投手は右のサイドハンド。中部大第一出身の1年生。1年生ながら春から登板して信頼を勝ち取って2戦目の先発を任されるまでにポジションをあげています。まっすぐはそこそこ速い。やや荒れ球できわどいところを取ってもらえず序盤は苦戦。3回以降は徐々に落ち着きましたが、苦しいピッチングとなりました。
瀬戸上投手は右のオーバーハンド。まっすぐはかなり速い。ちょっと開き気味のフォームに見えますが、球筋はきれいで伸びのあるまっすぐを投げます。三重高校出身の2年生。

(スタメン)
中京学院大
8戸田 4南 6吉川 2山崎 5石坂 D楠 3内藤 9影山 7坂之下
中部学院大
6稲垣 5大杉 7田中 9内海 D大西 3高井 8関盛 4結城 2加藤

(試合経過)
1回表、無死1,2塁でプロ注目の吉川に打席が回るもセカンドゴロゲッツー。4番も倒れ先制ならず。
1回裏、1死2塁から3番田中がタイムリー3ベース。中部学院大が先制。
2回裏、1死2塁から8番結城がタイムリー2ベース。更に2死満塁から3番田中の2点タイムリー。更に2死満塁から5番大西が押し出し死球。5−0
5回表、2死2塁から9番坂之下がタイムリー。5−1

5回終了後に球場を後にしました。

試合は中京学院大が逆転勝ち。勝ち点を上げ2位を決めました。


正直2回までの長島彰投手のピッチングで、立ち直るのは難しいと思い替えてやれよ、と思っていました。続投させて厳しいなぁと思うと同時に、経験をつませたいのかと。しかし、そこから立ち直って無失点。結果逆転を呼び込みました。
自分の考えの上をいった長島彰投手はすごいなと思うと同時に、この試合で大きな経験を得た気がします。結果を残した長島彰投手も伊達に1年生で2戦目先発という立場を勝ち取っていないな、と思いました。今後の活躍も楽しみです。

吉川選手は2打席目にクリーンヒット。さすがの打撃を見せていました。ドラフトでどういう指名がかかるか楽しみです。

中部学院大は先発の瀬戸上投手が2年生でいいボールを投げていました。中盤以降疲れなのか、ボールが増えてきていたので、引っ張りすぎると後半苦しいかも、と帰る時点で思いましたが、そういう展開になってしまった模様。それでも今リーグでは好結果を残し、来年はエース格になると思われます。楽しみなピッチャーですね。
この日は3番田中選手の打撃が光りました。中部学院大が中京学院大の春の結果を一番悔しく思っていると思いますし、この秋は優勝という結果を得て、まずは3連盟へ進むために東海大会へ燃えているでしょうね。

どちらにしても、この2チームを中心に東海大会は進んでいくと思います。楽しみですね。