9月11日に阿久比球場で行われた第1試合、東海商−半田の観戦記です。
知多地区同士の1回戦。やはり手の内が分かっている同士なので、それが作戦にも影響した場面もありました。野球の流れは怖いな、という試合になりました。

東海商
0000210|3 H8 E2
001009X|10 H12 E1
半田

東海商
吉林、長谷川−松尾
半田
大江−加甲

投手成績
東海商
吉林(1) 5回2/3 75球 被安打9 四死球4 三振2 失点7
長谷川(10) 1/3 16球 被安打3 四球0 三振0 失点3
半田
大江(1) 7回 96球 被安打8 四球3 三振3 失点3

吉林投手は右のサイドに近いスリークォーター。まっすぐはそんなに速くない。
長谷川投手は右のスリークォーター。ブルペンではものすごくいいボールが来ているように見えたのですが、マウンドに上がると・・・。ぎこちなくなりボールが来ない。
大江投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。

スタメン
東海商
2松尾 9曽根 6大高 3青木 7榊原 5古川 4渡辺(14) 1吉林 8山本(18)
半田
8山本 6藤井 3市野(19) 1大江 5山森 2加甲 4竹内優 9竹島 7高橋

(試合経過)
3回裏、無死から四球と2つのバント処理エラーで満塁となり3番市野がタイムリー。半田が先制。しかし4番がピッチャーゴロホームゲッツー、5番がショートフライで1点どまり。
4回裏、1死1,3塁からセーフティスクイズを仕掛けるも、ピッチャー前に転がりホーム憤死。2死1,2塁から1番山本がヒットを放つも2塁ランナーがホームタッチアウト。まずい攻めで追加点を奪えず。
5回表、2死2、3塁から1番松尾が2点タイムリー。東海商が逆転。尚も2番曽根が内野安打でつないで2死1,3塁で3番大高を敬遠。4番勝負をしてライトフライに打ち取り、2点で食い止めます。2−1
6回表、2死3塁から8番吉林がタイムリー。3−1
6回裏、2死走者なしから2つの四死球とヒットで満塁とし、1番山本が走者一掃3点タイムリー2ベース。2番藤井がタイムリー。3番市野がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交替、長谷川。4番大江がタイムリー。2死1、2塁から6番加甲が2点タイムリー3ベース。更にバッテリーエラー。この回9点を上げ逆転に成功し、一気にコールド圏内に。10−3
そのまま半田がコールドで勝利しました。
試合の流れが行ったり来たり。見ている分には面白いし、流れって怖いな、と思う試合。
半田が押し気味も、なかなかチャンスを活かせず、3回に先制した際も、一気につぶせる流れだったのに、4番大江のホームゲッツーでチャンスをつぶし、4回はセーフティスクイズの失敗と次のバッターのヒットでのホームタッチアウト。こうなると流れが変わるもので、5回表、6回表で東海商が3点取って逆転。それも抜けそうなあたりを取れなかったりと、野球って面白いな、と思う試合でした。

6回は2死走者なしから、四死球が2つ絡んで2死満塁。ここで1番の山本選手が走者一掃を放って、半田の流れに。ここからの連打は半田の底力なんでしょうね。

東海商は3番の大高選手が警戒され、2死1、3塁から敬遠。このあたりは同地区対戦の面白さですね。で4番がノーヒット。そこも試合のポイントでした。

長谷川投手はすごくいいものは持ってそうなんだけどなぁ。マウンドで力を発揮するのって、変にはまると難しいのかもしれませんね。ここまではっきり別人なのも初めて見ました。

コールド決着でしたが試合は面白かったです。