7月16日に一宮球場で行われた第1試合、名経大高蔵−誠信の観戦記です。
春にすばらしいピッチングを見せてもらって、活躍を期待した名経大高蔵の岩瀬投手。誠信相手にどういうピッチングを見せるかに注目して観戦しました。

名経大高蔵
0000010|1 H5 E1
1011221|8 H13 E1
誠信
(7回コールド)

名経大高蔵
岩瀬、西塚、林海−後
誠信
清水−川口

投手成績
名経大高蔵
岩瀬(1) 4回2/3 89球 被安打7 四球2 三振2 失点5
西塚(10) 1回1/3 29球 被安打4 四球0 三振0 失点2
林海(9) 1/3 19球 被安打2 四球2 三振0 失点1
誠信
清水(1) 7回 101球 被安打5 四球1 三振2 失点1

岩瀬投手は左のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。変化球も多彩で、ボールを操ることができるピッチャー。調子自体は悪くなさそうでした。
西塚投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。
林海投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。体格もしっかりしていて、ピッチャー体型。ボールに力もあって、上でピッチャーで見たい選手。
清水投手は左のオーバーハンド。ちょっと後ろに体重をかけてから反動で上から投げる。まっすぐはそこそこ。コントロール良く、左バッターのインコースもしっかりと突けるタイプ。安定感あり。

(スタメン)
名経大高蔵
8瀬戸 4原田 3田口 9林海 7田中(17) 5八神 6竹内(16) 2後 1岩瀬
誠信
8鈴木雄 5滝 1清水 7山田 2川口 9太田 6鈴木唯 3村瀬 4谷川

(試合経過)
1回裏、1死1、3塁から4番山田のサードゴロでホームに投げるも間に合わず記録野選で誠信が先制。尚も2死満塁のチャンスまで行きましたが、ここは岩瀬が踏ん張りました。
2回表、2死無走者からヒットとエラーでチャンスを作るも、2塁牽制でタッチアウト。もったいない攻撃に。
3回裏、無死1、3塁から4番山田が犠牲フライ。2−0
4回裏、2死2塁から9番谷川がタイムリー2ベース。3−0
5回裏、2死2、3塁からワイルドピッチで加点。更に2死3塁から6番太田がタイムリー。ここでピッチャー交替、西塚。5−0
6回表、2死2塁から5番田中がタイムリー2ベース。5−1
6回裏、2死3塁から2番滝がタイムリー。更に2死1、3塁から4番山田がタイムリー。7−1
7回裏、1死満塁から1番鈴木雄がタイムリー。コールド成立で誠信が勝ちました。
誠信は初回の攻撃が鮮やか。1死から2番の滝がストレートの四球で出ると、いきなり初球を完全に盗んで盗塁。3番清水は追い込まれてから難しい変化球をうまくレフトへ運んで1,3塁。4番山田のサードゴロでスタート良く滝がホームを落とし入れました。
滝選手、清水選手は足もあって崩せる選手ですね。野球センスの高い清水選手はピッチャーとしてエースをやっていますが、野手で伸びる選手かなぁと感じます。上で野手で勝負してほしいですね。

6番太田選手も3安打と見事な活躍。こういう6番がいるのは大きいですね。

岩瀬投手は足に崩された形ですけど、もっというと初回の初球を1番鈴木雄選手に大きな左中間のあたりを打たれたのが出鼻をくじかれたかな、と感じました。このときはセンターの瀬戸が好捕したんですけどね。
なかなか波にのれず、苦しいピッチングでした。岩瀬投手次第という部分が強いチームでしたから、岩瀬投手が研究されていたのもきつかったですね。

名経大高蔵はランナーは出すのですが2死からばかり。結局先頭はすべて打ち取られました。このあたりは清水投手が見事だったんですけどね。

3番手の林海投手は4番ですし、打つほうが期待されているかと思いますが、投げる姿が良く、ピッチャーをやってほしいと感じる選手。上でやるなら投手としてでもやれるかな、と感じました。

誠信は清水選手が投打の柱。今後も鍵になりますが、マークされた場合に周りがどう助けるかが勝ち上がるポイントになりそうです。