7月10日に瑞穂球場で行われた第1試合、江南−松蔭の観戦記です。
普段応援している松蔭高校の初戦。江南は秋に見たときになかなかいいチームと感じましたが、エースが違っていて、どんなピッチングをするか注目して観戦しました。

江南
000000001|1 H6 E1
000000000|0 H7 E0
松蔭

江南
ハウル−佐橋
松蔭
山本、寺西−谷口友

投手成績
江南
ハウル(1) 9回 114球 被安打7 四球0 三振5 失点0
松蔭
山本(1) 5回 53球 被安打3 四球1 三振0 失点0
寺西(3) 4回 50球 被安打3 四死球3 三振3 失点1

ハウル投手は長身の右オーバーハンド。投げ下ろすタイプ。まっすぐはそこそこ速い。コントロールが安定していて、終盤へばりも見えましたが、コントロールは崩れず。将来が楽しみなタイプのピッチャー。
山本投手は右のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。ストライク先行で打たせてとるピッチングが出来ていました。
寺西投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。先頭バッターを出して苦しいピッチングになっていました。気負いが出ていたかも。

江南
5柴田 4北折 6山本 2佐橋 3稲山 7伊藤 8浅野 9柴野 1ハウル
松蔭
7加藤大 4小枝(15) 6大川 2谷口友 5岩野 3加藤拓(13) 8藤井 9武田(18) 1山本

(試合経過)
1回裏、1死1,2塁のチャンスで4番5番を迎えますがいずれも内野ゴロで先制ならず。
7回表、1死1,3塁のチャンスをつくり、8番のところでセーフティスクイズを仕掛けるもピッチャー正面で失敗。ホームアウト。9番も三振に倒れ0点。
9回表、2死1、3塁から9番ハウルがタイムリー。江南が先制。
9回裏、2死から寺西のヒットとエラーで1,2塁となるも、7番藤井が倒れゲームセット。
江南が勝ちました。
どちらも毎回のようにランナーは出すものの、決め手に欠く試合。そこを決めたのはエースのハウル投手でした。
疲れも見えていたし、そこまで打っていなかったので代打で勝負するかな?と思ったのですが、そのまま打たせて自分で決めたのはすばらしかったと思います。
江南もちょっと攻め手がなかったし、試合としては物足りない試合なのですが・・・。

ただ、ハウル投手は、現時点ではもう少し球威がほしいですけど、将来性がありそうな投手。上でもやってほしいピッチャーですね。コントロールがいいというのは天性のものと感じますし。

松蔭としてはいい当たりというのが少なく、初回のチャンスで点を取れていれば、という内容。
ただ、今年のチームの実力といえば実力だったかも。決定的に打てるバッターが少ないし、それをカバーする、たとえば機動力などもない。
今の野球では力どおりの戦いしか出来ない気がします。
やはり、足をつかったり、なにか考えないと、大事な試合で勝ちきれないままになってしまうと思います。

新チームはヒットを打った小枝選手、加藤拓選手が中心になると思いますが、やはり練習から点を取るにはどうしたらいいか、を考えて取り組んでほしいものです。

点差以上の完敗。ここから何を学ぶかをまた見たいですね。