4月16日に春日井球場で行われた第2試合、名経大高蔵−一宮の観戦記です。
地区予選で1位抜けを果たし、力を付けてきている印象の名経大高蔵がどういう戦いを見せるかに注目して観戦しました。

名経大高蔵
010001000|2 H4 E1
100000000|1 H5 E1
一宮

名経大高蔵
岩瀬−後、内田
一宮
日比野、川崎−山田

投手成績
名経大高蔵
岩瀬(1) 9回 138球 被安打5 四死球3 三振15 失点1
一宮
日比野(1) 5回 71球 被安打2 四球1 三振0 失点1
川崎(6) 4回 43球 被安打2 死球1 三振1 失点1

岩瀬投手は左のスリークォーター。まっすぐはなかなか。立ち上がりはそんなにボールが走っていなかったのですが、尻上がりに調子を上げ、球威が増していきました。スライダーも切れますし、楽しみなピッチャー。
日比野投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそんなに速くない。コントロールが安定して変化球でもストライクが取れるため大崩れはしないピッチャー。
川崎投手は右のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。打たせて取るピッチャー。

(スタメン)
名経大高蔵
4原田 6竹内 8林海 3田口 7加藤 9福家 5八神 2後 1岩瀬
一宮
9長濱 5森田 6川崎 8原田 2山田 6西崎 3平松(19) 7大河内(13) 1日比野

(試合経過)
1回裏、1死から2番森田がラッキーなヒットで出塁すると、2盗、3盗と鮮やかに決めチャンス拡大。四球を挟んで1死2、3塁から4番原田が犠牲フライ。一宮が先制。
2回表、2死3塁から8番後がタイムリー2ベース。同点。
2回以降は岩瀬が尻上がりに調子を上げ、途中で5者連続三振を含む、5回までで10奪三振。
6回表、この回から替わった川崎からチャンスをつくり、2死2塁から5番加藤がタイムリー。2−1
9回裏、2死2,3塁と逆転サヨナラのチャンスを作るも代打中野を三振に斬って試合終了。
岩瀬投手が毎回の15奪三振で完投。

一宮は先発の日比野投手が5回まで2安打1失点の好投。十分後半も抑えられるかな、と思いましたが、6回からスパッと交替。多分これが戦い方なのでしょう。
結果代った6回に点を失ったため、成功とはいえないかな、と思ったのですが、結果は2失点。結果を残したと言えるでしょうね。
一宮は積極的に足を絡めて攻撃を仕掛けるスタイル。コーチャーがうるさいくらい声が出ていて、高校野球では珍しい会話するような声だしでした。面白かったです。的確でしたし。
9回も追い詰めたんですけどね。でも県大会に進む力は伝わってきました。自分たちのスタイルはある印象ですので、夏までにさらに磨いて欲しいですね。

名経大高蔵はピッチャーの岩瀬投手が素晴らしかった。
初回は自分自身様子を見ながらという感じでしたが、2回以降はキレキレ。5回の三者三振は圧巻でした。毎回奪三振達成も見事。

打線はもう少し援護が欲しい。4安打は寂しかったですね。少ないチャンスをものにしたとも言えますが。積極的に打つ方ですが、力強い打球をもっと打ちたいところですね。