3月27日に豊田球場で行われた第2試合、刈谷工−三好の観戦記です。
連戦となる刈谷工はエースが使えず、どこまで打線がカバー出来るかがカギかなと思いながら観戦しました。

刈谷工
001120041|9 H15 E2
100200200|5 H11 E0
三好

刈谷工
鈴木、才料−丸山
三好
永坂、池田天−橋本

投手成績
刈谷工
鈴木(10) 146球 被安打11 四死球4 三振1 失点5
才料(18) 16球 被安打0 四球0 三振0 失点0
三好
永坂(1) 7回0/3 138球 被安打13 四球5 三振0 失点8
池田天(11) 2回 30球 被安打2 四球1 三振0 失点1

鈴木投手は右のオーバーハンド。力投型。まっすぐはなかなか。なにか一つ決め球が欲しい。ボールそのものはいい球を投げていました。
才料投手は第1試合に続いての登板。テンポ良くぽんぽん打たせていました。球威とは違う部分で不思議に打たれないピッチャーですね。
永坂投手も右のオーバーハンド。力投型。大小スライダーを使い、コントロールのいいピッチャー。まっすぐはなかなか。
池田天投手は右のサイドハンド。まっすぐはそんなに速くない。

(スタメン)
刈谷工
8永坂 9櫻井(20)→9河合(7) 4倉田 3曽川 2丸山 7川下(12) 5下前(15) 6礒部 1鈴木
三好
8手島 7渡邊 9平中 3山田 6杉山 5鈴木 2橋本 1永坂 4大内
(試合経過)
1回裏、1死2、3塁から4番山田のショートゴロの間に1点。三好が先制。
3回表、2死2塁から4番曽川がタイムリー2ベース。同点。
4回表、2死2塁から8番礒部がタイムリー。刈谷工が逆転。2−1
4回裏、1死1、3塁から8番永坂がタイムリー。更に2死満塁から2番渡邊がタイムリー。三好が逆転。3−2
5回表、2死2、3塁から5番丸山が2点タイムリー2ベース。刈谷工が再逆転。4−3
7回裏、1死満塁から6番鈴木がタイムリー。2死2、3塁から7番橋本が逆転タイムリー。5−4
8回表、無死1、2塁から1番永坂がレフトオーバー2点タイムリー2ベース。またまた逆転。更に2番河合もタイムリー2ベース。ここでピッチャー交替、池田天。無死1、3塁から4番曽川のところでセーフティスクイズ成功。8−5
9回表、2死2塁から1番永坂がタイムリー2ベース。9−5
刈谷工が勝ちました。県大会出場決定。
三好は初回の攻撃が鮮やか。1死1,2塁からダブルスチールを決めて、内野ゴロの間に1点。ただ、この場面、内野は1点いいよと下がっていましたが、当たりの強いショートゴロでホーム間に合いそうでした。守っている磯部選手も一瞬迷ったんですけどね。ただ、前進していない場面でホームに投げると言うのは勇気がいるんでしょうね。
ここまでは三好も良かったのですが、5番杉山が四球を選んだ際に2塁ランナーが1,2塁と勘違いして3塁に向かってアウトに。痛いプレーになりました。

ここからは取って取られてのシーソーゲーム。ここまで2転3転する試合も珍しい。ただ三好にもったいないプレーが多く出て、突き放せなかったのが終盤の逆転劇を産む形になりました。

刈谷工はいい意味で嫌らしい攻撃を仕掛けます。8回には逆転して3点を奪って尚ものところでピッチャー替わりっぱなにバントヒットを決めて、4番のところでセーフティスクイズ。こういう攻撃で突き放されると相手はがっくりきますよね。
先発全員安打と打線が良くカバーしました。県大会でも楽しみですね。

三好では2番の渡邉選手がしぶとさを出していい選手だな、と感じました。また見たい選手ですね。