11月29日に名城大Gで行われた中京大−名城大の強化リーグの観戦記です。
強化リーグはチームによって起用方法が違いますが、リーグ戦では経験の少ない選手の登場も多く、高校時代に見たことのある選手の起用が多いので、見ていて楽しいですね。

中京大
000006000|6
010000001|2
名城大

中京大
大内、平岩、園部、宮崎−池田
名城大
喜多、大久保和、高松、栗林、大久保仰−池田、安藤

大内投手は左のオーバーハンド。スムーズなフォームから切れのあるボールを投げていました。ただ、コントロールが今一つで3イニングで3四球。67球と球数を擁しました。まっすぐはまぁまぁ速い。三振も5つ奪い、いいところと悪いところが両方でたピッチングとなりました。高校時代に見て以来
平岩投手は右のオーバーハンド。投げおろすタイプ。まっすぐはまぁまぁ速い。愛知啓成高校時代に見ています。
園部投手は帝京可児出身の2年生。右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。力のあるボールを投げていました。
喜多投手は右のオーバーハンド。享栄出身の1年生。この秋にリーグ戦に登板。まっすぐはそこそこ速い。コントロールが安定して打たせて取る投球が出来ていました。
大久保投手は右のオーバーハンド。愛知黎明出身の2年生。フォームが上下して、少し上体に頼ったフォームに感じました。球持ちは良かった。まっすぐはそこそこ速い。
高松投手は左のサイドハンド。球にスリークォーターになる時あり。東邦出身の2年生。
栗林投手も登板。スピードは出ていたと思いますが、結構当てられました。コントロールもばらつきました。

スタメン
中京大
7大澤 4川上 3野崎 9原 D濱口 5前畑 6佐田 2池田 8岡本
名城大
9竹内 8山田 5藤野 2池田 D神野 3吉田 4上野 7玉津 6臼田

(試合経過)
2回裏、2死満塁から2番山田が粘って押し出し四球を選び名城大が先制。
6回表、2死満塁から代打北村が走者一掃の3点タイムリー3ベース。7番佐田がタイムリー内野安打。8番池田の2ランホームラン。6−1
7回表終了時に球場をあとにしました。
試合は中京大が勝った模様です。
試合の内容うんぬんよりも、名城大が栗林投手を登板させたことが気になりました。
1年春から登板し、快速球で新人賞に輝いた春。そこから比べると明らかに調子を落としていた秋。調整の意味だったかも知れませんが、このまま尻すぼみになりそうな気がして仕方ありません。実際に名城大はこれまでもそういうピッチャーがたくさんいましたし・・・。
まだ3年ある中で、さらに上を目指し大事に育ててほしいところですが・・・。とにかく怪我に気を付けて頑張ってほしいです。

対照的に愛知大会準優勝投手で中京大に進学した大内投手でしたが、リーグ戦は登板がなく、この強化リーグで初めて見れました。課題もありますが、いいボールを投げていた。来年に期待が持てる内容だったと思います。
1年から使う選択肢もあったと思いますが、そこを避けた(もしかしたらほかに事情があったかもしれませんが)のは好感が持てますね。
来年以降、どういう活躍をするか楽しみです。

中京大は秋にレギュラーだった川上選手(大垣南)が2塁打2本とさすがの結果。キャッチャーの池田選手(愛知啓成)のホームランも見事でした。
来年は本命になれる戦力の中京大。楽しみですね。

名城大はリーグ戦に出ていない選手が多い中、途中出場の安藤捕手(名城大附)がヒットを放つ。盗塁も刺しましたし、高校時代から知っているだけに頑張ってほしいですね。

大久保投手(愛知黎明)には期待しているんですけどね・・・。高校時代の輝きが戻ってほしいです。