10月25日に春日井球場で行われた尾東大会の決勝戦、高蔵寺−栄徳の観戦記です。
栄徳は東海大会にも駒を進め、三重高校に惜敗。その栄徳に高蔵寺がどこまで喰らいつくかに注目して観戦しました。

高蔵寺
003010000|4 H9 E2
43010450X|17 H16 E0
栄徳

高蔵寺
井手、松山、小室、本郷、横山−河村
栄徳
温水、釜谷−沢田

投手成績
高蔵寺
井手(1) 1回0/3 31球 被安打8 四球0 三振0 失点6
松山(10) 4回 53球 被安打4 四球1 三振1 失点2
小室(11) 1回1/3 56球 被安打2 四球5 三振1 失点8
本郷(3) 2/3 11球 被安打2 四球0 三振0 失点1
横山(6) 1回 8球 被安打0 四球0 三振0 失点0
栄徳
温水(1) 5回 73球 被安打7 四球4 三振4 失点4
釜谷(10) 4回 47球 被安打2 四球1 三振4 失点0

井手投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。1年生ということで1年生としては力のあるピッチャー。ただ栄徳にはつかまったけど。
松山投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。上背があり、球威が上がれば楽しみなピッチャー。こちらも1年生とのこと。
小室投手は左のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。かなり腕をしっかりと振って投げる。荒れ球が持ち味かな。
本郷投手は左のオーバーハンド。
横山投手は右のオーバーハンド。
温水投手は右のアンダーハンド。審判のゾーンがぶれるためにコーナーを突くのをやめて、緩急で打ち取る方向にシフトチェンジ。そういう変更が出来るあたりが非凡。
釜谷投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。こちらも1年生。シュートやチェンジアップを使って打ち取る。

高蔵寺
9杉浦 6横山 8加藤 2河村 3本郷 7峯山 5林 4辻本 1井手
栄徳
8中村 6福山 9鈴木統 3岩田 4近藤颯 7近藤将 5日名子 2沢田 1温水

(試合経過)
1回裏、無死3塁から2番福山がタイムリー。2死2、3塁から6番近藤将が2点タイムリー。2死1、3塁から8番沢田がタイムリー。栄徳が4点先制。
2回裏、無死3塁から2番福山がタイムリー。ここでピッチャー交替、松山。3番鈴木統が打った瞬間の2ラン。7−0
3回表、1死1、2塁から4番河村が3ラン。7−3
4回裏、1死から3番鈴木統が2打席連続のホームラン。8−3
5回表、1死2塁から3番加藤がタイムリー2ベース。8−4
6回裏、1死1、2塁から5番近藤颯のタイムリー。6番近藤将が2点タイムリー3ベース。さらにスクイズ成功。12−4
7回裏、1死満塁から押し出し四球。ここでピッチャー交替、本郷。5番近藤颯が3点タイムリー3ベース。2死3塁から7番庄司がタイムリー3ベース。17−4
栄徳が大勝。優勝を決めました。
高蔵寺は大量失点で破れましたが、決して悪いチームじゃなかった。5回が終わった段階で4点差まで食らいついていましたし。
ただ、それを上回った栄徳がやはり強かったのだと思います。

高蔵寺の4番河村選手のホームランは見事でした、一瞬タイミングがずれたように思ったのですが、しっかりと振り切って左中間へ運んだのは素晴らしかった。
先発の井手投手、2番手の松山投手は1年生ということで、楽しみなピッチャーですね。

栄徳は打線が素晴らしかったですけど、それ以上にそつの無い走塁、ショートの福山選手が目立ちましたけど、いい動きを見せる守備など、レベルの高さを見せてくれました。
2番手の釜谷投手もしっかりと抑えて自信につながったと思います。

県大会や東海大会で振るわなかった鈴木統選手が見事な2打席連発。特に最初のホームランは打った瞬間の当たりでライトの上段に運びました。

やはり栄徳は強い。この日東海大会の決勝戦が行われていましたけど、そこに出ていてもおかしくないチームだと思いました。

ただ、この試合の球審のレベルが低かった。2塁塁審も位置がおかしかったし。温水投手なんかもろにその影響を受けていました。
スタンドプレーはいいですから、しっかりと勉強して、しっかりとした判定をお願いしたいものです。