9月20日に小牧球場で行われた準々決勝第1試合、東邦−至学館の観戦記です。
優勝候補の東邦にどこまで至学館が食らいつけるかに注目して観戦しました。

東邦
112206|12 H17 E1
000000|0 H3 E3
至学館

東邦
藤嶋、松山−高木
至学館
速水、継岩、速水、川口、新美、速水、鎌倉−島田

投手成績
東邦
藤嶋(1) 5回 63球 被安打3 四球0 三振6 失点0
松山(9) 1回 19球 被安打0 死球1 三振1 失点0
至学館
速水(1) 2回1/3 54球 被安打9 四球0 三振1 失点8
継岩(10) 0/3 6球 被安打0 四球1 三振0 失点0
川口(11) 1/3 14球 被安打3 四球1 三振0 失点2
新美(18) 2回2/3 37球 被安打4 四球0 三振1 失点2
鎌倉(16) 2/3 8球 被安打1 四球0 三振0 失点0

藤嶋投手は出来が良かったように思いました。ストライク先行で危なげないピッチングでしたね。
松山投手は正直内容が良くなかった。どうしても腕だけでコントロールしているように感じてしまう。まっすぐはまぁまぁ速い。ちょっと強豪相手に不安な内容。
速水投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。ボールが高かった。至学館にしてはオーソドックスなタイプのピッチャー。変化球が多めだった。
継岩投手は左のオーバーハンド。カーブ中心
川口投手は左のサイドハンド。まっすぐはぼちぼち。
新美投手は右のオーバーハンド。投げおろすタイプのフォーム。まっすぐはまぁまぁ。
鎌倉投手は右のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。

東邦
7鈴木光 4和田 3松本 1藤嶋 9松山 5小西 6濱島 2高木 8石橋
至学館
7中村 4小関 6小林 8住 3笠川 1速水 2島田 5木村 9佐野

(試合経過)
1回表、1死2塁から3番松本がフェンスダイレクトのタイムリー2ベース。東邦が先制。
2回表、2死2塁からセカンドのトンネルでタイムリーエラー。ここでピッチャー交替、継岩。四球の後再び速水にスイッチ。2−0
3回表、1死2塁から5番松山がタイムリー2ベース。尚も1死1、2塁から7番濱嶋がタイムリー。ここでピッチャー交替、新美。4−0
4回表、無死2塁から2番和田がタイムリー2ベース。1死3塁から4番藤嶋が犠牲フライ。6−0
6回表、無死2、3塁から5番松山がタイムリー。更に6番小西が犠牲フライ。1死1、2塁から8番高木がタイムリー2ベース。9番石橋もタイムリー。ここでピッチャー交替、鎌倉。1番鈴木光がタイムリー。さらに1死2、3塁から代打大月が犠牲フライ。12−0
東邦が至学館に快勝。6回コールドで勝ちました。
至学館は夏までのチームは投手陣がレベルが高かった印象でしたが、このチームは絶対的な柱がいない印象。小刻みな継投で東邦をかわそうとしましたが、かわしきれずに捕まった形です。
それでも少ない失点でなんとか踏ん張ってはいたんですけどね。ただ、失点につながるエラーが多く、らしくない印象も受けました。
ここから春に向けてどこまでレベルを上げてくるか、注目です。

東邦は満遍なく打線にヒットが出て、好調を持続していますね。唯一気になるのは走塁面で甘い部分が出ているところですけど、まぁそんなの関係ないって打撃も見せていますけどね。
あとは投手を藤嶋投手に頼り切っている起用法も気になります。他にも試合を任せられるピッチャーはいると思うんですけどね・・・。ただこの日の松山投手の出来を見ると、藤嶋に頼りたくなる部分も分からないではないと感じました。

秋はあっても2連戦ですし、藤嶋で押していくことになりそうですね・・・。打線がいいピッチャーに当たった時に焦らずに対応出来るか。そういう意味でも、ここからの2試合が楽しみです。