8月23日に豊田工Gで行われた愛産大三河−豊田工の観戦記です。
勝てば県大会が決まる大事な試合。実力校同士の一戦ということで、レベルの高い試合となりました。

愛産大三河
000004010|5 H10 E3
000200011|4 H11 E2
豊田工

投手成績
愛産大三河
本田(10) 4回 66球 被安打7 四球0 三振1 失点2
鈴木(11) 1回 6球 被安打0 四球0 三振0 失点0
寺澤(19) 4回 66球 被安打4 四死球3 三振1 失点2
豊田工
酒井(10) 5回2/3 90球 被安打9 死球3 三振3 失点4
築山(1) 3回1/3 31球 被安打1 死球2 三振1 失点1

本田投手は左のオーバーハンド。1塁側に踏み出してクロスして投げ込む。まっすぐはぼちぼち。
鈴木投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。
寺澤投手は右のオーバーハンド。故障上がりという話ですが、ボールに力はありました。まっすぐはなかなか。
酒井投手は左のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。1年生。メンタルも強く、気も強そうなピッチャー。楽しみですね。
築山投手は左のスリークォーター。まっすぐはぼちぼち。コントロールが良く丁寧に投げていました。

(試合経過)
1回表、1死から2番山本、3番鈴木が連打で好走塁もあり1死2,3塁。しかし4番5番が倒れ先制ならず。
1回裏、1死1,3塁のチャンスを作るもスクイズ失敗もあり0点。
4回裏、無死1、3塁からセーフティースクイズ成功(エラーでバッターランナーも1塁へ生きる)。さらに1死2、3塁から代打15番がタイムリー。豊田工が2点先制。
6回表、2死1、2塁から8番神谷がタイムリー。代打宮本のヒットをレフトが逸らし2者生還で逆転。更に1番平岩がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交替、築山。4−2
8回表、1死3塁からライトゴロの間に1点。5−2
8回裏、1死2、3塁から代打前田のセカンドゴロの間に1点。5−3
9回裏、2死1、3塁から5番森がタイムリー。5−4
愛産大三河が逃げ切りました。県大会出場決定。
3回まではお互いにチャンスを作るも同じように凌ぎ合う展開。そんな中豊田工が気持ちのいいスイングで4回に先制。そのまま押し切るか、と思ったんですけどね。
6回表に1点返され尚ものところで、レフトの痛恨のミスで逆転。結果的にはこの2点が勝敗を分けてしまいました。焦らなくてもホームには帰れないタイミングだったんですけどね。
でもこの経験は貴重な経験。県大会には出れるわけですし、次に活かしてほしいですね。

豊田工は1年生バッテリー。夏にレギュラーキャッチャーだった神谷選手を差し置いて守る橋本捕手ですが、打撃もいいし、伊達にレギュラーを奪っていないな、と感じる選手でした。酒井投手も楽しみなボールや雰囲気を見せていたし、この秋も豊田工は楽しみなチームです。

8回のライトゴロは森選手が見事でした。1点が入る展開でしたが、瞬時に間に合うと判断して1塁へ投げてアウトに。レベルの高い守備です。

愛産大三河は6回の4点は2死走者なしから。都合5連打で相手のミスも絡んでの一気の逆転。ここの集中打は見事でした。
ちょこちょこミスはありましたが、故障明けの寺澤投手が良く最後まで投げ切ったな、と思います。19番だし本来の球威ではなかったかと。
ただ、この秋は寺澤投手が鍵になるのは間違いないでしょうし、エースに託すというのが、愛産大三河の監督のスタイルなんでしょうね。ちょっと怒るポイントがずれているように感じたのは気になりましたが。

どちらもレベルの高いチームだと感じました。県大会が楽しみですね。