8月9日に甲子園で行われた第4試合、仙台育英−明豊の観戦記です。
仙台育英が強いのは分かっていましたが、いきなりヨーイドンでここまでになると・・・。
色々厳しい試合でした。

仙台育英
503002020|12 H20 E1
000000100|1 H4 E2
明豊

仙台育英
佐藤世、百目木−郡司
明豊
前田、吉元、片山、山中−麻生

投手成績
仙台育英
佐藤世(1) 8回 120球 被安打4 四球3 三振7 失点1
百目木(10) 1回 31球 被安打0 四球3 三振1 失点0
明豊
前田(1) 5回1/3 99球 被安打16 四球2 三振3 失点10
吉元(11) 1回2/3 13球 被安打1 四球0 三振1 失点0
片山(10) 2/3 11球 被安打2 四球1 三振0 失点2
山中(7) 1回1/3 20球 被安打1 四球1 三振0 失点0 

佐藤世投手は右のオーバーハンド。ひじが伸びたフォームで、MAX146kとスピードは出ていたものの、連投になると厳しいかな、という印象。

明豊の前田投手は左のオーバーハンド。まっすぐは130k半ばを記録し、決して悪いピッチャーではありませんでした。

(試合経過)
1回表、1死2塁から3番平沢が右中間へ2ラン。1死2塁から5番佐々木良、6番紀伊の連続タイムリー2ベース。2死3塁から8番谷津がタイムリー。仙台育英が5点先制。
3回表、無死1塁から6番紀伊がタイムリー2ベース。2死2、3塁から1番佐藤将が2点タイムリー2ベース。8−0
6回表、1死1、3塁から5番佐々木良がタイムリー。6番紀伊がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交替、吉元。
7回裏、2死2塁から代打黒岩がタイムリー。10−1
8回表、2死満塁でピッチャー交替、山中。9番佐藤世が2点タイムリー。
仙台育英が大勝しました。
前田投手は左で130k半ばを記録して、好投手の部類。ただ、それをあっけなく打ち返す仙台育英打線がすごすぎたってことですね。
逆に2番手の吉元投手は打ちあぐねていたし、もう少し早めに替えても、と思いますが結果論ですね。エースで県大会はすべて勝ってきたようですし。ヨーイドンで終わった試合でした。

ただ、仙台育英の、特にピッチャーの使い方は疑問。もっと佐藤投手の余力を残す継投を考えてほしかった。夏の連戦は大変なだけに・・・。
そういう部分でダレた感じの試合になってしまったのが残念でした。
それでも打つ、投げるという部分では特出した能力のあるチーム。こういうチームがどこまで勝ちあがるか注目です。