7月27日に四日市霞ヶ浦球場で行われた準決勝第1試合、いなべ総合−海星の観戦記です。
三重の本命、いなべ総合が海星相手にどういう試合を見せるか。楽しみに観戦しました。

いなべ総合
040022000|8 H14 E0
010000100|2 H8 E3
海星

いなべ総合
倉田、祝、内山−井上
海星
川崎、渡邊、長田−若林

投手成績
いなべ総合
倉田(1) 6回 80球 被安打4 四球2 三振4 失点1
祝(11) 1回0/3 19球 被安打3 死球1 三振0 失点1
内山(10) 2回 25球 被安打1 四死球2 三振0 失点0
海星
川崎(10) 2回 45球 被安打6 死球1 三振0 失点4
渡邊(1) 5回 81球 被安打7 四死球2 三振1 失点4
長田(11) 2回 26球 被安打1 四球0 三振0 失点0

倉田投手は左のオーバーハンド。やや手投げに見えるフォーム。テンポ速い。まっすぐはなかなか。
祝投手は左のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。
内山投手は左のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。ひじたたむフォーム。
川崎投手は左のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。
渡邊投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。なかなか力のあるピッチャー。
長田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。2年生で楽しみなピッチャー。

いなべ総合
5市川 6伊藤将 4加藤絋 3秦 7川瀬 9加藤辰 1倉田 2井上 8清水
海星
8犬飼 4八重田 5宮崎 3藤井 7印田 2若林 9飯島(14) 1川崎(10) 6片岡

(試合経過)
1回表、2死1,3塁から1塁ランナーがスタートし、1,2塁間で止まりわざと挟まれて、その隙に3塁ランナーがホームへ。クロスプレーはタッチしていませんでしたが、判定はアウトに。
1回裏、先頭の犬飼のヒットを足がかりに、1死1,2塁のチャンスを作るも4番がゲッツー。先制ならず。
2回表、2死3塁から8番井上がタイムリー2ベース。更に2死2塁からショート内野安打が悪送球を誘いランナーホームイン。更に2死2塁から1番市川がタイムリー。2番伊藤将もタイムリー。いなべが4点先制。
2回裏、1死3塁からピッチャー強襲の内野ゴロの間に1点。4−1
5回表、2死1、3塁から1塁ランナースタートし、2塁送球が逸れてランナーホームイン。更に6番加藤辰の内野安打とエラーでランナーホームイン。6−1
6回表、2死1、2塁から、3番加藤紘がセカンド強襲タイムリー内野安打。4番秦がタイムリー2ベース。8−1
7回裏、1死3塁から代打高橋がタイムリー2ベース。8−2
8回裏、無死1、2塁でピッチャー交替、内山。1死満塁にしますが、5番がホームゲッツー。得点ならず。
いなべ総合が勝ち、決勝進出。
海星は10番の川崎投手が先発。左ですし、奇襲を仕掛けた形だったんでしょうけど、結果的には裏目。ただ、手の内を知った同士ですし、なにか仕掛けるのは賛成ですから、こればっかりは仕方ないですよね。
失点したイニングはミスも絡んでいますし、そうなるとなかなか難しいですよね。

海星はそれでもコールド負けは阻止。3番手に投げた長田投手がいいピッチングで2イニングをピシャリ。この経験を新チームに活かしたいですね。

いなべ総合は持ち味の走塁など、自分たちの野球は出来ていました。6回表、3番加藤紘選手のタイムリー内野安打の時のコーチャーの判断は素晴らしかったです。
唯一、7回のコールドで終われそうなところを終われなかった部分がもったいなかった、とはいえ、エースを決勝戦に温存するのは正しい判断でしたし・・・。
加藤紘選手は5打数5安打の大当たり。この日はピッチャー以外は先発野手全員安打だったんですよね。やっぱりいなべ強いなぁと思う試合でした。
それでも甲子園に行けないあたりが夏の怖さ、ですね。