愛知夏大組み合わせA

シード校は中京大中京

中京大中京は秋ベスト8、春ベスト4。安定した戦いは見せています。秋は不振だった上野投手の球威が戻った印象があるのが好材料。2年の長谷部投手がある程度投げられれば、投手力は安定します。
打撃は練習試合では好調のようですけど、実戦でどうなるか。振れないイメージが一新されていれば、一気に本命に上り詰めることになるのですが・・・。

その初戦は秋にベスト16まで進出した安城東が有力。もし実現したら3年連続で中京大中京に夏でぶつかることになるんですよね。今年こそ、と燃えているでしょうし、相手が初戦ということに上手くつけこめれば、波乱も。

となりのブロックには栄徳と西春が入りました。栄徳は打線が強力。投手がある程度抑えながら、打線がカバー出来れば、上位進出も図れる力があります。
西春は公立の進学校ですが、秋にベスト8、春にベスト16と安定した力も発揮。左を3枚以上擁し、エースの鈴木投手を中心に左のみで継投すら出来る投手陣に、積極的な打撃と徹底した逆方向の打撃が光る攻撃陣。隙を突く走塁など、質の高いチームです。捕手の砂原選手はトップレベルの捕手だと思います。
ただ、西春の初戦の江南も春の全尾張大会ベスト4と侮れないチーム。この初戦は1回戦屈指の好カードですね。

西春は中京大中京を喰う力も持っていると思っています。ただ、栄徳とはややかみ合わせが悪い印象もあり、この対戦次第で、このゾーンがどうなるか。個人的には西春の5回戦進出を期待しています。

反対のゾーンには豊橋中央が入りました。キャッチャーの谷川原選手の評価が高いです。打撃には雰囲気があります。ただ警戒もされるので、どこまで周りがそれを活かせるか。本人が我慢できるかが鍵ですね。投手も大田投手を中心に力があるので、上位進出の有力候補。
初戦の岡崎西も県大会に進む力があるので、侮れない相手。ここも楽しみな初戦です。

反対のゾーンには選抜に21世紀枠で出場した豊橋工が入りました。森投手も大分球威など戻ったようですし、本来の姿で戦えれば、上位進出の有力候補に。2回戦から、というのも良かった印象です。
初戦の春日井西も長瀬投手を中心になかなかの好チームですが、ここで勢いにのりたいところ。ただ、3回戦では新城東、時習館といった夏に強い同地区の学校がいて、簡単には勝ちあがれないかも。

ただ、僕は森投手の最後の夏、勝ちあがることを期待。

このゾーンは波乱含みで、豊橋工が制すると予想します。