6月8日に東京ドームで行われた第1試合、九州産業大−仙台大の観戦記です。
どちらもいい投手、という情報は仕入れてから観戦したのですが、予想を超える投球に度肝を抜かれました。

九産大
101001000|3 H6 E0
000000000|0 H2 E2
仙台大

九産大
高良−高山
仙台大
熊原−千葉、三浦

投手成績
九産大
高良 9回 121球 被安打2 四球1 三振16 失点0
仙台大
熊原 9回 112球 被安打6 四球0 三振13 失点3

高良投手は右のオーバーハンド。上から投げるフォーム。MAXは146kを記録。ただ140k前後でもバッターは振り遅れで空振り。すごく球持ちが良くて、手元で伸びている印象。現在は3年生ですが、来年はドラフト上位候補になるでしょうね。
熊原投手は右のオーバーハンド。ガチャガチャしたフォーム。MAX150kを記録。初回まっすぐを狙い打ちされましたが、変化球を混ぜ出したら捉えるのは難しくなりました。

九州産業大
9長池 5米澤 3安樂 8池田 D前田 7原國 4原田 2高山 6森松
仙台大
7鶴田 8白川 5松本 3大坂 9鳥井 D薄井 2千葉 4浅野 6柏尾

(試合経過)
1回表、1死3塁から3番安樂がタイムリー。九産大が先制。
3回表、1死3塁からスクイズを空振り。ランナー挟まれるもタッチの際に落球しランナーホームイン。2−0
6回表、2死1塁からライトフライを目測誤りポテンタイムリー3ベース。3−0
高良投手が2安打完封。毎回の16奪三振。
6回に仙台大は2死から1番鶴田選手が初ヒット。この時もセンターはあわや捕れた当たり。もし捕っていたらファインプレーでしたが・・・。ただ、目一杯のプレーでしたし、あれを取れるのはプロでも一部の選手ですから、仕方ないですね。
逆に寄せ付けなかった高良投手はすごかった。今の時点で、来年のドラ一で指名しろ、と思ったくらい。中日の大野投手を東京ドームで見た時の衝撃を思いだしました。来年のドラフトが楽しみです。

熊原投手も150kを記録してドラフト候補の力は見せました。リリーフ適正のような気はしますが、間違いなくプロでやれる素材だと思います。
まっすぐを活かす変化球をマスターしたら、なかなか打てないでしょうね。

九産大のセンター池田選手は守備範囲が広い。4番も打っていますし、この先も楽しみな選手ですね。

しかし楽しい投手戦でした。