大相撲夏場所が千秋楽を迎え、照ノ富士が12勝3敗で初優勝。最後は日馬富士が白鵬を破る援護射撃での優勝決定でした。
日馬富士は精彩を欠く相撲が多かった場所だったのですが、千秋楽はさすがに兄弟子として、横綱としての意地を発揮。白鵬に攻め込まれながら、一瞬の隙で一気に懐に飛び込む一か八かの相撲は感動しました。

僕は千秋楽を迎える時点で千秋楽を勝てば大関に上げてもいいと思っていましたので、結果、大関確定になってうれしかったです。
もう、力は大関陣の誰よりも強くなっていますし、精神的にも強い。横綱にも1年以内になれる気がします。

白鵬は11日目の照ノ富士戦までの3日間くらいは本当に強かった。ただ、通常、12日目頃から千秋楽までにピークを持ってくるのを、照ノ富士戦に合わせてピークに持ってきたために、そこで疲れが出てしまったように感じました。それだけ照ノ富士には集中しないと勝てないと思っているのと、一番の強敵と認めているがゆえのピークコントロールだったと思います。
まだまだ実力は一番ですけど、そういうピークが短くなりつつあるようには感じます。いつまで気持ちを持って土俵に上がってくれるか。

千代の富士は貴花田に負けて、さっさと引退してしまいましたが、白鵬もそうなりかねません。でも、照ノ富士が横綱になって相撲協会を支えられるようになるまでは、立ちはだかってほしいな、と思っています。