5月3日に名商大Gで行われた名院大−東邦大の2回戦の観戦記です。
東邦大が首位タイで迎えた1戦。名院大相手にどう戦うかに注目して観戦しました。

名院大
0000200000|2 H8 E3
0001000101|3 H7 E0
東邦大
(延長10回サヨナラ)
名院大
宮本−谷岡
東邦大
比嘉、太田、小松、米澤−大村

投手成績
名院大
宮本 9回1/3 109球 被安打7 四球0 三振3 失点3
東邦大
比嘉 3回 51球 被安打3 四死球4 三振2 失点0
太田 1回1/3 26球 被安打2 四球3 三振0 失点2
小松 3回2/3 56球 被安打3 四球0 三振3 失点0
米澤 2回 26球 被安打0 四球1 三振0 失点0

宮本投手は左のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。無四球とコントロールがいいピッチャー。
東邦大で目立ったのは米澤投手。鹿屋中央高校出身の4年生。まっすぐはそこそこ速い。投げっぷりのいいピッチャー。小柄ですが雰囲気は工藤投手に似て、切れのいいボールを投げ込んできます。

スタメン
名院大
8小林 4都築 3平谷 6鹿島 D倉地 2谷岡 7清水 9森口 5竹川
東邦大
8古谷 5佐渡山 9角 2大村 D砂川 6石田 4志村 3菖蒲 7岡田

(試合経過)
1回表、1死満塁のチャンスとなるも5番三振、6番3ゴロで得点ならず。
2回表、2死2塁から1番小林がセンターへヒット。2塁ランナーが3塁回るもホームへ好返球が返りタッチアウトに。
4回裏、1死1、3塁から5番砂川がタイムリー。東邦大が先制。
5回表、無死満塁から5番倉地の三遊間へのゴロをサードが上手く捌き2塁ホースアウトに。その間に1点。1死満塁でピッチャー交替、小松。直後の7番清水がタイムリー。逆転。2−1
8回裏、1死1、3塁から2番佐渡山のセーフティースクイズ成功(記録投野選)。同点。尚も2死2,3塁から4番大村のレフト前へ落ちそうな当たりをレフト清水がファインプレーで防ぎ、2−2。
試合はそのまま延長戦に。
10回裏、1死2塁から1番古谷が3塁線を破るサヨナラタイムリー。
東邦大が勝ちました。
名院大は5回まで毎回のようにチャンスを作りながら、4回まで得点できず。ようやく5回表に2点を取ったものの一気に大量点には出来ず。それがもつれさせる要因になりました。
ただ打つ方よりも気になったのは守備。球際の弱さが気になりました。試合前ノックも今一つ。そのあたりの普段の練習が出てしまったように感じました。
嶽野、宮本と力のある先発がいて優勝争いから脱落した要因はそこでしょうね。野手がレベルUPしないと。

愛知東邦大は魅力的な1年生が多く今後が楽しみ。
投手では米澤投手(鹿屋中央)。野手ではサヨナラヒットを打った古谷選手(大垣日大)。そして代走で出てきた大重選手(健大高崎)。
もう健大高崎って聞くだけで足を当然期待するのですが、警戒されながらも初球で2盗、2球目に3盗を決める素晴らしい足を披露。もうこれだけでときめいてしまいましたw。さすがに外野フライが浅すぎて(ほぼショートの定位置の当たり)生還は出来ませんでしたが、次の打席でバントもアウトになりましたが間一髪。
この1芸だけで今後もまた見たいと感じました。足にスランプはないですし、スタメンを張れるように頑張ってほしいです。