4月27日に瑞穂球場で行われた中部大−中京大の3回戦の観戦記です。
負けた方は優勝争いからは脱落するという大事な試合。終盤もつれた試合になりました。

中部大
0000013000|4 H9 E3
1001011001|5 H8 E1
中京大
(延長10回)
中部大
村松、賀澤、今井−細川勝
中京大
若林、高橋、山中−池田

投手成績
中部大
村松 3回2/3 67球 被安打2 四球4 三振2 失点2
賀澤 1回1/3 23球 被安打2 四球0 三振1 失点1
今井 4回1/3 65球 被安打4 四球3 三振1 失点2
中京大
若林 6回1/3 81球 被安打5 四球1 三振2 失点4
高橋 1/3 4球 被安打0 四球0 三振1 失点0
山中 3回2/3 62球 被安打4 四球2 三振2 失点0

村松投手、ボール速くなったように感じます。ただこの日はボールが初回から抜け気味で四球を多く出して失点につながっていました。
賀澤投手は右のスリークォーター。多治見工出身の1年生。まっすぐはなかなか速い。
今井投手は左のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。三重高校の準優勝投手。1年生。ピンチでの落ち着いたピッチングはさすがです。
若林投手は左のサイドに近いスリークォーター。三重高校出身の2年生。まっすぐはまぁまぁ。スライダーが手元で切れているようで、いい投球でした。
山中投手はまっすぐはなかなか。替わった直後は上ずっていましたが、徐々に立ち直ったあたりはさすが。

中部大
7山崎健 4山本 D鈴木陽 5神鳥 8白石 3細川純 9松井 2細川勝 6伊藤豪
中京大
4川上 6村田 8川本 3鈴木孝 7丸井 5北村 D竹内 2池田 9濱口

(試合経過)
1回裏、2死2塁から4番鈴木孝がレフトへタイムリー。中京大が先制。
4回裏、2死1、2塁から7番竹内がタイムリー。ここでピッチャー交替、賀澤。
6回表、1死2塁から1番山崎健がセーフティーバント。サードからの送球が逸れてタイムリーエラー。2−1
6回裏、無死1、3塁でピッチャー交替、今井。6番北村が犠牲フライ。3−1
7回表、1死満塁でピッチャー交替、高橋。ここで8番を三振に打ち取って、さらにピッチャー交替、山中。代打纐纈がタイムリー。1番山崎健の打席でワイルドピッチが出て同点。2死満塁から2番山本が押し出し四球を選び逆転。4−3
7回裏、2死1、3塁から1塁ランナースタートして、2塁送球が悪送球。ランナーホームイン。同点。
10回裏、1死1、3塁からサヨナラボーク。中京大が勝ち点を上げました。
サヨナラボークはセットに入ろうとしたところでボールを落とし、板を踏んでいたためにボークとなったようですね。
でも今井投手はそんなに責められませんよね。そこまでもピンチで踏ん張っていたし。
10回表に無死2塁を活かせなかったし、なんかチグハグしているように思います。昨秋の優勝チームですが、この敗戦で優勝は絶望的に。
1年生投手2人をこの3試合では使うなど、苦しい運用が続きます。打線が助けていきたいですね。

中部大では松井選手が心配。スイングが腰を引いたものになっています。7番を打っていますが本来の打撃からいったらクリーンナップを打つ素質はありますからね。改善を図ってほしいです。

中京大は若林投手が収穫ですね。後輩の今井投手が相手にいて刺激を受けたと思います。
打つ方ではDHに入った竹内選手。日本文理高校出身の1年生。右投げ左打ちなのですが、軸がぶれず、どんな球にも対応できそうなスイングをしています。この日は3打数1安打。今後も注目したい選手ですね。
中京大はまだ優勝の可能性は残しているので、残り2カード大事に戦いたいですね。