4月26日に阿久比球場で行われた第2試合、半田−半田工の観戦記です。
半田市の実力校同士の半田ダービー。期待通りの好ゲームとなりました。

半田
0000000200000|2 H10 E3
0010001000001|3 H10 E2
半田工
(延長13回)
(延長13回よりタイブレーク)
半田
竹内、鳥居−船坂
半田工
近藤−貴島

投手成績
半田
竹内(8) 7回 104球 被安打7 四死球5 三振4 失点2
鳥居(10) 5回2/3 79球 被安打3 四死球5 三振1 失点1
半田工
近藤(1) 13回 169球 被安打10 四死球4 三振3 失点2

竹内投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。球持ちのいいタイプ。質のいいまっすぐを投げていました。
鳥居投手は右の変則サイドハンド。まっすぐはぼちぼち。腕の振りで相手を幻惑するタイプ。
近藤投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。まとまっていて大崩れしないタイプ。

半田
5菅 7関谷(17) 1竹内(8) 2船坂 9伊藤(16) 7市川 3長井 6堀崎 8籾山
半田工
5新美 8樋口(16) 4松尾 2貴島 7鈴木 3石田 9山田 1近藤 6竹内

(試合経過)
3回裏、1死満塁から4番貴島が押し出し四球。半田工が先制。尚もチャンスでしたが、5番6番が連続三振で1点どまり。
4回表、2番関谷、3番竹内の連打で無死1,2塁。4番がゲッツーのあと、5番伊藤が四球。2死1,3塁からダブルスチール敢行も、上手くセカンドがカットしてホームタッチアウトに。
7回表、先頭の市川の2ベースをきっかけに1死3塁のチャンス。ここで8番堀崎でスクイズを仕掛けるもホームアウトに。同点ならず。
7回裏、2死1、2塁から3番松尾がレフトへヒット。ホームはアウトのタイミングでしたが、送球が少し逸れてタイムリーに。4番貴島が歩いて尚も2死満塁でしたが、ここは竹内が踏ん張り最少失点に食い止めました。2−0
8回表、先頭の菅が2ベースで出て、2番関谷がタイムリー。2死3塁から5番伊藤のショートゴロで送球が逸れ記録タイムリーエラーに。2−2
9回裏、1死から死球を足がかりに2死満塁でサヨナラのチャンスでしたが、6番石田が大きなセンターフライに倒れ延長戦に。
10回裏、先頭の原間井のヒットを足がかりにエラーも絡んで1死満塁に。ここで2番樋口の初球にスクイズを仕掛けるも空振りとなり、3塁ランナータッチアウト。結局サードファールフライに倒れ、サヨナラならず。
12回表、1死1,3塁のチャンスも3番4番が倒れ0点。
12回裏も2死1,2塁とするも得点ならず。
延長13回からタイブレークに突入。
13回表は1番からでしたが、結果3人で攻撃終了。
13回裏、2死1、2塁から3番松尾のショートフライを落球しサヨナラ。半田工が勝ちました。
タイブレークは面白かった。

無死1,2塁から始まるタイブレークは初めて見ましたが、かなりの緊張感。選手も同じように感じていたようで、それまで出来ていたプレーが出来なくなるなど、かなりメンタルの強さが必要かもしれません。でも、延長13回からの導入ならありだと感じます。そこまでの攻防も面白い試合でしたし。

半田も毎回のサヨナラのピンチを良くしのいでいたのですけどね。逆に12回の勝ち越しのチャンスを活かせず。このあたりはお互いの意地が素晴らしかった。スタンドも含めて、特に延長になってからの盛り上がりも素晴らしかったし。

半田工の近藤投手は延長13回を投げ切りました。三振は少なく、打たせて取るピッチングでしたが、ゴロアウトが多く、きちんと低めを突いていた証ですね。

竹内投手は序盤球数が多かったですが、中盤以降は上手く打たせて取れました。勝嵜投手との2枚看板。夏に向けてしっかりと調整して、本番を迎えてほしいですね。