3月22日に享栄Gで行われた日進西−菊華の観戦記です。
愛知商に初戦でコールド負けをした菊華。本来の力で言えば負けるにしても、と思ってどんなチームかを注意して見ながら観戦しました。

日進西
010100600|8 H9 E0
110220003|9 H13 E1
菊華

日進西
坂野、豊田−山田
菊華
田沢、竹内、神野、浅井−三ヶ月

投手成績
日進西
坂野(10) 4回1/3 62球 被安打9 四球0 三振2 失点6
豊田(1) 4回 74球 被安打4 四死球4 三振5 失点3
菊華
田沢(1) 1回1/3 44球 被安打2 四球4 三振0 失点1
竹内(11) 4回2/3 88球 被安打3 四死球7 三振2 失点1
神野(10) 0/3 8球 被安打1 四死球2 三振0 失点3
浅井(7) 3回 74球 被安打3 四死球5 三振7 失点3

坂野投手は右のサイドハンド。丁寧に投げて打たせて取るピッチャー。
豊田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。なかなか力のあるボールを投げるピッチャー。
田沢投手は右のオーバーハンド。明らかな1バウンドのボールを何度も投げて定まらず。
竹内投手は左のオーバーハンド。まっすぐはあんまり速くない。四死球が大杉。
浅井投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。投げ方が投手っぽくない。長いイニングになるとどうかな。

スタメン
日進西
7田崎 8板谷 3小川 9豊田(1) 2山田 5須賀 6高田 1坂野(10) 4石川
菊華
4森谷 5近藤 8吉田ユウ 6前田 2三ケ月 7浅井 3小川 1田沢 9吉田タク

(試合経過)
1回表、日進西は先頭の田崎のヒットを足がかりに1死満塁のチャンス。ここで5番山田がレフトフライでタッチアップもホームタッチアウト。無得点に。
1回裏、2死から3番吉田ユウが3ベースを放ち、続く4番前田がタイムリー2ベース。菊華が先制。
2回表、1死3塁から8番坂野がタイムリー。1死1、2塁でピッチャー交替、竹内。1−1
2回裏、7番小川がライトへソロホームラン。菊華が勝ち越し。2−1
4回表、2死1、2塁から3番小川がタイムリー2ベース。同点。
4回裏、1死2塁から7番小川がタイムリー。2死2塁から9番吉田がタイムリー。4−2
5回裏、無死3塁から3番吉田の犠牲フライ。1死2塁でピッチャー交替、豊田。変わりっぱな5番三カ月がタイムリー。6−2
7回表、無死満塁でピッチャー交替、浅井。1死満塁から代打則武が2点タイムリー。2死満塁から3番小川が押し出し四球。さらにワイルドピッチで同点。2死2、3塁から4番豊田が2点タイムリーポテンヒット。8−6
9回裏、1死満塁から5番三ヶ月が走者一掃のサヨナラタイムリー2ベース。菊華が逆転サヨナラ勝ちを納めました。
日進西は17残塁。毎回得点圏にランナーを置き、8点は奪ったものの、もっと攻めることが出来ていれば・・・。
9回のハーフスイングの判定で振っていないと思ったのをスイングを取られて四球が三振になり、それが響かなければ、と思ったら逆転サヨナラになったのは不運でしたが、6回には1死2塁からのヒットで返れる当たりだったのに、本塁に返れず、得点を逃すなど、もったいない攻めもありました。
7回に一挙6点を奪って逆転したのは見事。豊田投手は力がありますし、尾東大会や夏に向けてレベルUPを図ってほしい。

菊華はまずは投手陣の整備。与四死球がチームで18ってのは酷過ぎる。勝ったのが不思議なレベル。
後は、ベンチワーク。1回表の1死満塁で前進守備。個人的には嫌いだけど、攻めの守備と言えばまぁ分からないでもない。結果それが上手くいって7−2の併殺になったし。
ただ、7回表の4点リードしていての無死満塁、1死満塁でも前進守備はありえない。どう考えたって、1,2点はやってもいいからアウトカウントを増やす場面。で、案の定、定位置ならゲッツーになった当たりが抜けて2点タイムリーに。野球をしっている人なら疑問に思う采配だと思う。それが選手にも伝わりますよね。

小川選手は7番とは思えない打撃でホームランを放つ。最後逆転サヨナラを打った三ケ月選手。単体ではいい選手はいます。でもそれを活かすチームになっていないと感じました。1試合見ただけの一般人にどこまで分かるか、という話だと思いますけどね・・・。

やっている選手がかわいそうです。野球をやるのは選手。どう力を発揮させるか。そこを考えてほしいですね。