11月15日に刈谷球場で行われた1年生大会の1回戦、愛産大三河−安城東の観戦記です。
公立の安城東が愛産大三河にどこまでくらいつけるかに注目して観戦しました。

愛産大三河
001111200|6 H11 E3
000000020|2 H6 E0
安城東

愛産大三河
寺澤、西山−平井
安城東
角谷−足立

投手成績
愛産大三河
寺澤(1) 8回2/3 121球 被安打5 四死球4 三振7 失点2
西山(10) 1/3 3球 被安打1 四球0 三振0 失点0
安城東
角谷(1) 9回 122球 被安打11 四死球3 三振4 失点6

寺澤投手は右のオーバーハンド。がっしりとした体格。やや立ったフォーム。まっすぐはなかなか。チェンジアップがいい。タテの変化と緩急が中心のピッチャー。名古屋国際の寺澤投手(3年)の弟とのこと。
角谷投手は右のオーバーハンド。少し背中を見せて投げるフォーム。まっすぐはあんまり速くない。上背ある。

愛産大三河
6山本 8神谷 3池田 9金森 5藤江 2平井 7手嶋 4平岩 1寺澤
安城東
8市川 6西 9堀 7西山 3加藤未 4外山 1角谷 2足立 5武田 

(試合経過)
2回表、2死から6番平井、7番手嶋、8番平岩の3連打で満塁とするも9番が三振に倒れ先制ならず。
2回裏、2死1塁から8番足立がライトへヒットを放つも1塁ランナーが3塁を狙ってタッチアウトに。
3回表、2死から3番池田がライトポールを巻くホームランで先制。
4回表、2死2塁から8番平岩のタイムリー。2−0
5回表、1死3塁から2番神谷の2ゴロが野選に。3−0
6回表、1死2、3塁から3塁ゴロの間に1点。4−0
7回表、2死2、3塁から5番藤江が2点タイムリー2ベース。6−0
8回裏、2死満塁からサードゴロでトンネルして2点タイムリーエラーに。6−2
9回裏、2死1塁でピッチャー交替、西山。
愛産大三河が逃げ切りました。
安城東も角谷投手を中心に粘り強く戦い、コールドは回避。9イニングを戦ったことは大きな経験になりますね。
ショートの西選手がいい動きを見せていました。下位打線の8番足立選手が2安打。9番武田が全打席出塁。上位があまり出塁がなかったのと対照的でした。この経験を活かして、春以降いいチームを作ってほしいですね。

愛産大三河は4回5回6回とそつのない攻撃が光りました。4回は2死から四球のランナーが盗塁を決めてヒット一本で帰ってくる。5回6回は内野ゴロでしぶとく1点を取る。1点をしっかりと上げる野球は大事ですよね。
チーム全体でファーストストライクからどんどんフルスタイル。足も絡めるし、ピッチャーはしっかりとしているので、1点を積み重ねる野球を磨いてほしいですね。

寺澤投手は楽しみなピッチャー。2年生に大黒柱(平松投手)がいるので、しっかりとサポートしつつ、来年の秋以降飛躍を目指してこの冬のトレーニングを頑張ってほしいですね。