10月27日に横浜スタジアムで行われた明治神宮大会代表決定戦の1回戦、白鴎大−桐蔭横浜大の観戦記です。
桐蔭横浜大は神奈川大学リーグの1位。白鴎大は関甲新大学リーグの3位。桐蔭横浜大が強いかな、と思っていましたが、予想外の展開になりました。

白鴎大
000035010|9 H17 E0
005000110|7 H12 E1
桐蔭横浜大

白鴎大
大出、今村、田村、福田−辻野
桐蔭横浜大
高橋拓、岩附、西村−水野、暮沢

投手成績
白鴎大
大出 2回2/3 50球 被安打5 四球2 三振1 失点5
今村 2回1/3 41球 被安打2 四球1 三振1 失点0
田村 2回0/3 45球 被安打5 四球0 三振0 失点2
福田 2回 23球 被安打0 四球0 三振0 失点0
桐蔭横浜大
高橋拓 5回1/3 103球 被安打9 四球1 三振3 失点4
岩附 0/3 13球 被安打3 四球0 三振0 失点3
西村 3回2/3 61球 被安打5 四球1 三振3 失点2

白鴎大の大出投手は右のオーバーハンド。MAX143k。オーソドックスはフォーム。館林出身の2年生。
今村投手は右のスリークォーター。MAX141k。伸びのありそうなボール。久留米商出身の1年生。
田村投手は左のオーバーハンド。MAX138k。長身から投げ下ろす。国学院栃木出身の2年生。
福田投手は右のトルネードのスリークォーター。MAX140k。ボールがばらついていました。九国大付出身の4年生。
高橋拓投手は左のオーバーハンド。MAX138k。まっすぐをどんどん投げてくる。前橋育英出身の2年生。
岩附投手は右のオーバーハンド。MAX133k。佐野日大出身の4年生。
西村投手は右のオーバーハンド。MAX144k。やや上半身の力に頼って投げている感じ。遠軽出身の4年生。

白鴎大
5大山 6堀米 2辻野 9フェルナンド D龍 7加藤 3松田 4古川 8川島
桐蔭横浜大
8杉山 6豊島 5喜納 7阿部亮 4山中 3福井 D阿部建 9西潟 2水野

(試合経過)
3回裏、先頭の7番阿部建がライトポール際へホームラン。桐蔭横浜が先制。更に2死3塁から2番豊島がタイムリー。2死1、2塁から4番阿部亮がタイムリー。更に2死満塁でピッチャー交替、今村。替わりっぱな6番福井が2点タイムリー。桐蔭横浜大が5点先制。
5回表、1死1、2塁から4番フェルナンドが変化球をうまく捉えてライトへ3ラン。5−3
6回表、1死1塁でピッチャー交替、岩附。1死1、2塁から3盗を仕掛け、そのボールがワイルドピッチになりセカンドランナーホームイン。更に1死3塁から1番大山がタイムリーを放ち同点。1死1、3塁でピッチャー交替、西村。3番辻野がタイムリーを放ち逆転。4番フェルナンド5番龍の連続タイムリー。8−5
7回裏、1死1塁から4番阿部亮が左中間にタイムリー2ベース。8−6
8回表、2死満塁から6番廣神がタイムリー内野安打。9−6
8回裏、無死2塁から8番西潟がタイムリー。ここでピッチャー交替、福田。9−7
白鴎大が勝ちました。
桐蔭横浜大は初回にいきなり、4番のフェルナンド選手の抜けそうなあたりをセンターの杉山選手が好捕。これはすばらしいプレーでした。
8回の8番西潟選手のタイムリーの際のサードコーチャーの判断もよかったし、やはり野球の質の高いチームでした。
4番の阿部亮選手、7番の阿部建選手がともに3安打で目立っていました。
やっぱり桐蔭横浜大は強いチームですよね。でもそこを打ち破った白鴎大も強いチーム。

こちらは4番の楽天からドラフト指名を受けたフェルナンド選手が5打数4安打4打点1本塁打。最初の当たりも普通のセンターなら抜けていたので、全部ヒット性の当たりだったと言う事ですね。すごかったです。
打線は先発全員安打ですし、ピッチャーも素質のありそうな選手が多い。関甲新リーグのレベルが上がっているのが良くわかりました。

長い試合でした。審判さんのゾーンが狭かったのも要因かなぁ。3時間10分は学生野球では長いですね。