9月22日に春日井球場で行われた中京大−中部大の3回戦の観戦記です。
1,2回戦は共に終盤もつれる接戦となった試合。この試合でも同じように終盤もつれる面白い試合になりました。

中京大
101000102|5 H9 E1
000004000|4 H8 E2
中部大

中京大
山中、久保田、高橋、榎本−飯田、楠
中部大
若林、福島、村松−細川勝

投手成績
中京大
山中 6回 97球 被安打7 四死球3 三振4 失点4
久保田 1回0/3 21球 被安打1 死球1 三振0 失点0
高橋 1回 10球 被安打0 四球0 三振1 失点0
榎本 1回 17球 被安打0 四球1 三振1 失点0
中部大
若林 4回 56球 被安打5 四死球2 三振3 失点2
福島 4回1/3 71球 被安打3 四死球4 三振2 失点3
村松 2/3 16球 被安打1 四球1 三振0 失点0

山中投手は左のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。菰野高校出身の1年生。
久保田投手は左のトルネード。まっすぐはなかなか。中部大第一出身の1年生。ちょっと体が開いているように感じました。
高橋投手は右のオーバーハンド。中京大中京出身の2年生。高校時代は見たことがないピッチャー。
榎本投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか速い。ちょっとびっくりするスピードでした。4年生ですが、どっかでやるのかな?
若林投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。どうやら腰が良くないようですが、ボールに切れがなかった。
福島投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか速い。いいピッチングを見せてくれました。
村松投手は右のオーバーハンド。愛知工出身の2年生。前日に完投勝利。球もちのいいタイプ。

中京大
9濱口 6村田 8川本 5北野 7丸井 3大日向 D栗岡 2飯田 4大野 
中部大
9山崎健 6伊藤 8白石 5神鳥 3奥村 D鈴木陽 7村上 2細川勝 4山本

(試合経過)
1回表、2死3塁から4番北野がタイムリー。中京大が先制。
3回表、1死1塁から2番村田のタイムリー3ベース。2−0
6回裏、2死3塁から5番奥村がタイムリー。さらに2死満塁から押し出し死球。9番山本が逆転の2点タイムリー。4−2
7回表、2死1、3塁から2番村田の1塁強襲タイムリー。4−3
8回裏、無死1、2塁でピッチャー交替、高橋。
9回表、1死2、3塁でピッチャー交替、村松。キャッチャーからの3塁への牽制が悪送球になり同点。1死3塁から1番濱口の逆転タイムリー。5−4
中京大が逆転で勝ち、勝ち点を上げました。

勝敗を分けたのは9回のプレー。1死2,3塁から1番濱口のところでスクイズを仕掛けるも空振り。3塁ランナーをランダンプレーで追い込むも最後の送球がゆるくランナーに当たり2塁ランナーも殺せずオールセーフ。その直後にキャッチャーからの送球が逸れてタイムリーエラーに。この1連の流れで勝敗が決まった感じでした。
が、中部大はその前の回にも無死1,2塁からバント失敗の三振にレフトへいい当たりもレフトが取ってランナーが戻れずゲッツー。振り返ってみれば、こういうことをしては流れが相手に行くという典型的な試合でした。

高校時代に見ているピッチャーをたくさん見れてうれしかった。その中でも中部大第一出身の1年生同士の投げあい、久保田投手、福島投手が見れたのがうれしい。高校時代は久保田投手が圧倒的に上でしたが、福島投手がかなり成長していて、いい投球を披露。中部が勝っていればヒーローは彼でした。なかなか1年でいいピッチングをしても続かないケースが多いですけど、ここから投手陣を支えられるピッチャーになってほしいですね。

中部大で一旦逆転となるタイムリーを打ったのは山本小鉄選手。享栄で主将もやっていた選手ですね。懐かしかったし勝負強さは健在でした。これからもがんばってほしいです。