8月17日に享栄Gで行われた第2試合、松蔭−愛知の観戦記です。
松蔭がどこまで愛知に食い下がれるか、愛知の新チームの実力はどんなものかに注目して観戦しました。

松蔭 
0000000|0 H2 E2
210112X|7 H11 E0
愛知
(7回コールド)
投手成績
松蔭
寺西(18) 5回 85球 被安打10 死球1 三振3 失点5
三輪(11) 1回 24球 被安打1 四球2 三振0 失点2
愛知
中世古(10) 7回 75球 被安打2 四死球3 三振3 失点0

寺西投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。コントロールがいい。早めに追い込む場面も多いのですが、そこから打たれる場面も多かった。1年生。
三輪投手は右のアンダーハンド。まっすぐはそんなに速くない。なかなかいいまっすぐを投げていました。まっすぐをどう活かすかが課題。2年生。
中世古投手は右のオーバーハンド。テイクバック大きいタイプ。まっすぐはまぁまぁ。打たせて取るタイプ。2年生。

松蔭
7小塚 4中村 3加藤 9村田(1) 2谷口 5上野 8戸田 6大川 1寺西(18)
愛知
4巻本 8後藤 5山路 3加藤 9杉山 1中世古(10) 2竹村 6梶野 7澤田(19)

(試合経過)
1回裏、1死1、2塁から4番加藤が2点タイムリー2ベース。愛知が2点先制。
2回裏、2死2塁から1番巻本がタイムリー。3−0
4回裏、1死3塁からスクイズ成功。4−0
5回裏、1死2塁から3番山路がタイムリー。5−0
6回裏、1死2、3塁から2番後藤が2点タイムリー。
愛知が7回コールドで勝ちました。
愛知は4番の加藤選手の初回の当たりが圧巻でした。低めのボール気味のまっすぐを力で左中間に運びました。この1撃で寺西投手がちょっと苦しくなりましたからね。
そのほか、3番山路、5番杉山選手はともにマルチヒット。投手力はエースは見ていないものの、若干落ちそうな感じなので、打線で助けていきたいですね。

松蔭は結局きれいなヒットは1番の小塚選手の1本。ある程度の投手になると打てないのは仕方ないですけど、もっと捉えられるようにしないと、上のチームには勝てない。
初球からどんどん振っていったのはいいこと。小塚選手がヒットを打った後盗塁を仕掛けたのもいいこと。アウトはキャッチャーがここしかない送球をしただけで、いいスタートを切っていた。
こういう攻撃を徹底していくことが大事ですね。

ピッチャーは強い相手に投げた経験を活かしてほしいですね。寺西投手は1年生。貴重な経験にしてほしい。
三輪投手はいいボールもあります。アンダーハンドのお手本になる投手(たとえば西濃運輸の佐伯投手)を研究して自分のピッチングをよりよくしていってほしいです。強豪私学に勝つには三輪投手のようなピッチャーは有効ですので。

松蔭は残念ながら1次敗退になりましたが、2勝2敗とまずまず。これを活かせるように今後も頑張ってほしいです。