8月11日に甲子園の開幕戦、春日部共栄−龍谷大平安の観戦記です。
選抜優勝し、春夏連覇をかけて夏に乗り込んできた龍谷大平安に春日部共栄が挑む形の試合。
典型的な甲子園で勝つには表を取れ、という試合でした。開幕試合だったので余計にですね。

春日部共栄
500000000|5 H9 E0
000000100|1 H7 E1
龍谷大平安

春日部共栄
金子−守屋
龍谷大平安
元氏、高橋、中田−高橋佑

春日部共栄
金子(1) 9回 122球 被安打7 四死球2 三振5 失点1
龍谷大平安
元氏(11) 1/3 27球 被安打5 死球1 三振0 失点5
高橋奎(10) 6回2/3 90球 被安打2 四死球2 三振8 失点0
中田(1) 2回 26球 被安打2 四球0 三振0 失点0

金子投手は左のスリークォーター。サイドに近い。MAX134kですがコントロール良く、切れで勝負するピッチャー。
元氏投手は左のオーバーハンド。MAX134k。スライダーが抜けて高かった。
高橋奎投手は左のオーバーハンド。足を上げて投げるライアン式のフォーム。MAX142k。少し荒れ気味ですが、球威ある。
中田投手は右のオーバーハンド。MAX139k。まっすぐは伸びていました。

春日部共栄
6清水 4佐野 2守屋 5原田 3平塚 1金子 8長岡 9小林 7高野
龍谷大平安
8徳本 9大谷 7中口 3河合 2高橋佑 6石川 4姫野 5常 1元氏

(試合経過)
1回表、無死1、3塁から3番守屋の犠牲フライ。1死満塁から6番金子がタイムリー。7番長岡が2点タイムリー2ベース。8番小林もタイムリー。ここでピッチャー交替、高橋。春日部共栄が5点を先制。
7回裏、1死1、3塁から代打石川の犠牲フライ。5−1
8回裏、無死1,2塁から4番河合がサードゴロゲッツー。5番高橋佑も三振に倒れチャンスを活かせず。
春日部共栄が勝ちました。春の王者が開幕に散りました。
結果的には初回に勝負が決まった試合。ただ、春日部共栄としても5点リードしながらも追加点は奪えず、2番手の高橋奎投手にほぼ完璧に抑えられる展開。それでも素晴らしい守備でピッチャーをもりたてて、相手の反撃を1点に食い止める。
エースの金子投手も130k前半のまっすぐながら、コントロールが良く打たせて取るピッチング。これは高校野球で目指すべきチームの形なのかなって感じました。
ただ、春日部共栄は走塁面ではもっともっと次の塁を狙う走塁は出来たと思います。ここが出来ればもっといいチームになるな、と感じました。

龍谷大平安は初回にもう少し早く投手交替の決断が出来ていれば・・・。でも難しいかな。これが開幕戦の怖さなのかな、と感じました。フワフワしたまま試合が進んで負けてしまった印象です。
高橋奎投手は楽しみなピッチャーですし、新チームでも楽しみですね。