7月21日に小牧球場で行われた第1試合、木曽川−小牧南の観戦記です。
木曽川は見たことがなかったので、どんなチームか分からなかったですが、秋春と2次には進んでいるのでなかなか力はありそう、と思いましたが、思った以上に力を感じるチームでした。

木曽川
110020000|4 H14 E2
100000005|6 H5 E1
小牧南

木曽川
中間−土川
小牧南
鈴木−平手

投手成績
木曽川
中間(1) 8回1/3 109球 被安打5 四球2 三振4 失点6
小牧南
鈴木(1) 9回 133球 被安打14 四球2 三振9 失点4

中間投手は右のオーバーハンド。なかなかいい体格のピッチャー。まっすぐはなかなか。球質が重そうでボールが低めに集まっていました。コントロールも安定していました。
鈴木投手は左のトルネード投法。序盤は腕の振りも今一つでボールが高かった。中盤以降は大分ボールも落ち着いてきて、いいボールも増えた印象。粘り強いピッチングで終盤のピンチを良くしのぎました。

木曽川
6川端 5藤川 9河江→R小関(19)→9→H太田→9上田(11) 2土川 1中間 4今井 8南 3高橋→R有馬(14)→3鹿島(13) 7村田
小牧南
8水野 4舩橋 2平手 7山口 9土江 3中村 5羽根淵(15)→H望月(13)→5渡利 1鈴木 6池林→H松井(16)→6新土井(14)→H竹内(11)

(試合経過)
1回表、1死2塁から3番河江がライトへタイムリー。木曽川が先制。
1回裏、2死3塁からワイルドピッチで同点。
2回表、1死3塁から9番村田がタイムリー。木曽川が勝ち越し。2−1
5回表、1死1、2塁から3番河江が2点タイムリー3ベース。4−1
9回裏、1死2、3塁から3番平手が2点タイムリー3ベース。さらにワイルドピッチが出て同点。1死1塁から5番土江がレフトへサヨナラ2ラン。小牧南が大逆転勝ちを収めました。
木曽川高校は今のチームは初めて見ましたが、まず体格のいい選手が多いことに驚きました。バッテリーと1塁手はほんとに体格がいい。
そして打線もみんなスイングが鋭いんですよね。先発全員14安打。守りもエラーは1つだけ。素晴らしい野球をしていました。
それでも最終回に引っくり返ってしまうところが野球の怖いところ。それもそれまで無四球で来ていた中間投手が初めて四球を出してから、それがつながっていってしまうところが・・・。

土壇場で打った舩橋選手、平手選手、土江選手が素晴らしかったかな。特に土江選手はそこまで当たっていなかったのですが、変化球を狙い打った感じでした。これが夏にかける高校生の執念なのかな。

ほんとに鳥肌が立ちました。こういう試合を見れたのが幸せでした。もちろん木曽川からすれば残酷な試合なのですが・・・。
それでもそこまでの試合は完璧でしたし、木曽川高校の試合でした。いい思い出にしてほしいな、と思います。

あと、小牧南で素晴らしかったのが序盤でもキャッチャーの平手選手。苦しい鈴木投手の投球の中、2回に無死1,2塁から一瞬弾いて2塁ランナーが走った時に1塁ランナーを刺すためにセカンドに投げてアウトに。その後勝ち越された後に2塁盗塁をしっかり刺しました。こういうプレーが終盤の逆転につながっているんですよね。大きな序盤のプレーでした。