7月20日に刈谷球場で行われた第2試合、豊橋南−一宮興道の観戦記です。
豊橋南の白川投手がどういうピッチングをするかに注目して観戦しました。

豊橋南
030000000|3 H6 E0
000000000|0 H4 E0
一宮興道

豊橋南
白川−岡本
一宮興道
大野、吉村−竹田

投手成績
豊橋南
白川(1) 9回 118球 被安打4 四死球3 三振11 失点0
一宮興道
大野(1) 8回 97球 被安打6 四球2 三振2 失点3
吉村(10) 1回 10球 被安打0 四球0 三振1 失点0

白川投手は右のオーバーハンド。秋に見た時は思ったほどボールは走っていませんでしたが、この日は速かった。中盤からは変化球も上手く使って終盤まで力を上手く配分していました。
大野投手は左のスリークォーター。まっすぐはあまり速くない。ただ、スローカーブも駆使して、緩急差30kmと上手く打ち取っていました。
吉村投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。

豊橋南
4菅谷 8藤原 3市川優 5市川海 1白川 2岡本 6田中 9熊谷 7伊藤(14)→R加藤陽(12)→7黒川(13)
一宮興道
6稲川 4日下 7神庭 5今枝 2竹田 3滝澤 9西村(15)→1吉村(10) 1大野→9 8伴

(試合経過)
2回表、先頭の4番市川がライトオーバーの3ベース。続く5番白川がタイムリー。1死2塁から7番田中がタイムリー3ベース。8番熊谷の犠牲フライ。豊橋南が3点先制。
7回裏、無死1,2塁から連続3バント失敗。結局チャンスを活かせず。
豊橋南が勝ちました。
一宮興道の大野投手。2回だけボールがうわずって長打を浴びて3点を失ったものの、それ以外は素晴らしいピッチングでした。まっすぐは120kに満たない116k。110k台前半がほとんど。それでも緩急を駆使して自分の球を速く見せるピッチングが素晴らしかった。高校生サウスポーのお手本になりますね。速い球が投げられなくても工夫次第で相手を抑えられるという。
一宮興道は7回の攻撃がもったいなかった。ここまでことごとく白川投手の速い球をバント失敗。そんな中無死1,2塁でバントを指示して2者連続スリーバント失敗。バント失敗をした選手を責めるのは簡単ですけど、そこまでの試合を見ていながらそんな指示を出す方が悪いよなぁ。

まぁそんなことを有無を言わさない白川投手のピッチングが素晴らしかったです。要所で三振を取りに行ってきっちり取るあたりがさすがです。打者走塁は力抜いたり、イニング間の投球練習も力抜いていたり・・・。夏はそういう力配分は必要かな。
3番の市川優選手が途中の守備で打球を追って突然倒れる。どうやら足がつったようです。結局その後出てきましたが、打席で打った後走塁が足を引きずっている・・・。今後に影響ないといいけど。熱中症だと思いますが、無理しないようにしてほしいですね。
豊橋南は2回は見事でしたけど、その後は淡泊になっちゃいました。そういう部分でこの先勝ち上がるには打線の奮起が必要ですしね。いかに白川君の負担を減らせるかが鍵になります。